『葛城事件』(2016)。
三浦友和、新井浩文、南果歩、田中麗奈、若葉竜也、他。
珍しく新井浩文がわりと弱々しく真面目な役柄。
いくつかの無差別通り魔殺人事件をモチーフにしているらしい。
事件までの葛城家と事件後の葛城家を交互に写し、まずは家族の実体をあからさまにしていく。
重ねて、家族の象徴は家であり、その家の中で人間同士の化学反応によって家族関係の崩壊が起きる。なぜ事件が起きたのか、きっちり描いている。
三浦友和が素晴らしい。南果歩も。さすがだ。
若葉竜也は大衆演芸出身の役者らしく、初めて知った。じょうず。
やるせない暗い気持ちになるけど、とても良かった。
★★★★★
(注:当ブログの全ての補足はWikipediaを参照してます。)