※ネタバレあります。
 現在進行形のかいあすミーティングは、「もしアドラーが上司だったら」の3回目。今回は、参加者が9名、史上最多タイかもでした。介護職4名、事務1名、放射線技師1名、鍼灸師1名、栄養士1名、医師1名。
 今回読んだところは、主人公リョウが、仕事が増えすぎることを嘆くと、上司から、「やりたいの、やりたくないの」と問われます。ここから、やるかやらないか、決めているのは自分であって、やらされ仕事ややるべき仕事は存在しない、と言う議論が展開されました。
 読書会メンバーにも、異動や役職変更などの経験があり、「そう考えると楽になった」と言う意見、「最初はそうだったが、今選び続けてはいない」という意見、「アウシュビッツの様な環境を強制されてもそう言えるんだろうか」という問題提起などが出されました。
 もう一つ、一同が感銘を受けたのは、機能価値と存在価値に分けて考えること、でした。
 とかく仕事の業績で自分の価値を測りがちですが、誰にも、存在するだけでかけがえのない価値がある、その事を、自分に対して他人に対して大いに認める事で安定しやすくなる、と説くのです。
 親が子供を愛する様に、自分の存在そのものを愛そう、というメッセージと共に、リョウと上司の間に展開する場面に一同グッと来ました。
 さて、次回は、第五土曜日に、リアルで集まってアフターの企画を考えようか、ということに。報告また書きますのでお楽しみに。過去の振り返りも順にアップ続ける予定です。(医師K)