私は以前、沖縄のど田舎で
サトウキビを育てていたことがあります。
そのことを言ったら
あるアメリカ人女性が
「私の義理の兄がサトウキビ農園&製糖工場を経営しているから
見学に行きましょ!」
と誘ってくれたので
行くことにしました。
ルイジアナってサトウキビ生産が盛んなんですって。
人生どんな経験が役立つかわかりませんね。
当初は私たち夫婦だけだったんですが、
それだと英語&コミュ力が心配なので
友人のおしゃべりイラン人夫婦も
誘っていきました。
さて当日。
集合場所に集まると
「義理の兄は保守的で、口が悪いけど根はいい人だから!
何かひどいことを言っても無視してね!」
と怖い予告が。
心配…。
そして例の義理の兄(ジョン)登場。
「俺はジョン!君らの名前は覚えられないから言わなくていいよ」
いきなりかましてきます。
「俺はロシアと中国が大嫌いだ。アメリカが一番だ。」
うわぁ
私たち日本人だけど大丈夫だろうか…。
「トランプはちょっとやりすぎた感もあるけど
素晴らしいリーダーだった!」
普段政治の話しないから新鮮〜
本当にこんな人いるんだ
そして小さな紙を配り
「触れられたくない話題があったら紙に書いてくれ」
と。
戸惑っていると
「ははは、冗談だよ!準備ができたら行こう!」
…
だめだ、ノリについていけない。
でもイラン人夫婦は爆笑して
あれこれ話していました。
あぁ、彼らを誘って本当によかった。
どうなるか不安でしかなかったですが、
農園に行く途中は
ルイジアナ南部の歴史について紹介してくれたり、
プランテーションハウスを通ってくれたりと
いい人でした。
この辺はサトウキビ畑ばっかりなので
収穫が終わると
風が強くなるんですって。
すごい。面白い。
そして工場に到着。
130年前からある工場だそうです
最初誘われた時は
小さな家族経営の工場だと思っていたのですが
そんなことはなく、
ピーク時は2000人が働く
大きな工場でした
世界中から視察が来るんだとか。
聞き間違いでなければ
エンジニアは年収8万ドルって言ってました
1000万円超え…!
アメリカだと安いのか高いのかわからないけど。
ここでも意外と真面目に説明してくれました。
今はちょうどメンテナンスの時期で
機械が止まっているのだとか。
日本の製糖工場も見学したことがありますが、
やはり規模が、機械がデカくて
さすがアメリカと思いました。
そして本日の目玉?、砂糖の貯蔵庫へ。
デーン
砂じゃないです、全部砂糖です。
甘い香りがしました。
写真だと伝わりにくいと思いますが、
この倉庫、小型飛行機の格納庫くらいあります。
どえらい量です。
しかも同じ大きさの倉庫があと5つあるんだとか。
すごい
ツアー後はガソリンスタンドに併設の
ドライブイン的な店でランチを食べました。
普段なら怖くて近寄らないような店。
すっごいジロジロ見られたので
アメリカ人と行けてよかったです。
味は普通でした
ジョンは最後まで強烈キャラで、
しかも何言ってるか2割くらいしか
わかりませんでしたが
ちゃんと案内してくれていい人でした。
貴重な経験ができました