流産手術の当日、多少の緊張はしていたものの、もう早く終わらせたいという気持ちの方が強かった。

流産手術については以前別の病院で受けたことがあり大体の流れはわかっていた。眠っている間に終わっている。大丈夫。注射だけ我慢すれば後は痛くない。と自分に言い聞かせていた。


でも私は知らなかった。

全身麻酔と静脈麻酔があり、前回は全身麻酔、今回は静脈麻酔での処置になることを。


前処置として、水分を吸って子宮口を広げるための細い棒を入れるのだが、一瞬で突き上げられるような鋭い痛みがあった。入れてからは生理痛のような重い感じがするだけでそこまで痛くはなかった。


そこから1時間ほど待機し、点滴を入れることになった。手首あたりに長い針をグッと刺すのでこれも顔を歪めるほど痛かった。

その後テープで固定するのだけど、それもずっと痛かった。少しでも動くと針が当たって痛い。


処置は出産した人たちと同じフロアなので生まれた赤ちゃんの泣き声が聞こえたり、立ち会いや面会に来ている旦那さんたちがいた。


その横をペラペラの病院着にノーパン、点滴を押して歩いてトイレに行かないといけなかったことが1番辛かったかもしれない。


天国側の人たちと地獄側の住人という感じだった。


点滴を打って横になりながら先生を待つこと1時間ほど。スマホは少し離れたイスに置いていたがスマホを使っていいのかもわからず、1時間も待つとは思わずただただお腹をさすり続けて天井を見ていた。



つづく