2度目の救急でのレントゲンで右太ももが骨折していることが判明した先週の火曜日。



3ヶ月になる息子はそのまま小児病棟で入院となった。


ただおとなしくすれば、自然に完治するし後遺症も残らないと言われた。


今日明日様子を見て明後日の木曜日にハーネスを取り付けて足の位置を軽く固定する事になった。


入院初日の火曜日にはそんなに気にならなかったのだが、水曜日に私の彼のお母さんがお見舞いに来てくれた時に、


「今入院してても特に検査や治療もしてないし、特別な薬もいらないんでしょ。ハーネスを取り付けるのも明日なんだから、昨日検査結果が出た段階で、家に帰ってゆっくりしてまた木曜日に病院に来ればよかったのにね。なんでわざわざ入院になったのかしらね~。あなたが大変よね。」


と一言。


私も同じことを思っていた。


以前息子が呼吸が苦しくて高熱があった時は、検査結果が出るまで2日かかるので念のため抗生物質投与と様子を見るということで入院となった。


その時ですら、「もし家に帰りたいというなら抗生物質投与の時間に病院まで毎日来て頂くことが条件で、帰宅できます。」と言われた。


なぜ、何もすることがないのに入院なのか???


キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ



で後から説明を受けたのだが、基本的に動けない年齢の赤ちゃんが骨折した場合ソーシャルサービス(児童保護)に通報する義務が病院にはあるらしい。


「嫌な思いをするかも知れないですが、これが決まりなので色々と質問させてください。協力してもらえますか?」と病院の先生と児童保護専門ナースに言われた。


思ってもみなかった展開にビックリしたが、


「いや、全く嫌じゃないです。子供たちの異変に気づくためのシステムがあるのはいいことですし、もちろん協力します。」と私。


「なにがあったんですか?」


「家には他に誰がいましたか?」


「どうして骨折したと思いますか?」


等々。


階段から転んでから、私には体のあちこちにアザがあったが息子にはアザが全くなかった事、屋内の防犯カメラでとらえられた映像でも息子が直接階段にぶつかった気配がないことから、おそらく私の体とぶつかってその衝撃で骨折したと思うと伝えると、


「あ、事故の時の映像があるんですね。」と安心された。



質問は特にそのくらいしかされなかった。


でこの2日間、実は全く入院が必要ではないのにさせられた理由は、、、、


私の観察(母親としてどうか、精神的に大丈夫か)とパートナーからの隔離(もし彼が虐待をするような人なら、病院を通して助けを求めることができる)


だった感じがする驚き



そういえば妊娠がわかってはじめて助産婦さんに会って尿検査を受けたとき、彼と一緒にいた部屋からわざわざトイレまで案内してもらった。


その時廊下で助産婦さんがこっそり、


あなたは、あなたのパートナーと一緒にいて安全ですか?」と聞いてきた驚き


「はい、もちろん。」と答えると、


「ごめんなさいね。変なこときいてしまって。でもこの質問みんなにしてるの。」と言われた。


女性や子供を守るという試みは至るところで見かける。


例えば、高速の休憩所の女子トイレでは、「もしあなたが危険な状況にいるのなら、店員にアンジェラはいますか?と聞いてください。すぐにあなたを保護します。」という"Ask for Angela" のポスターを何度か見かけたことがある。


こんな感じのイギリスだが、女性や子供に対する暴力や虐待のニュースはよく目にする。



まさか自分が疑われる側になるなんて思いもしなかったが、子供たちを守るためにシステムがあることを知れて少し安心した。


退院日にソーシャルサービスから連絡があった。


「病院からのレポートとご両親からの怪我の説明が一致しているので、今後この件についてはこちらから連絡することはありません。」と言われた。


安心はしたものの、不注意から息子に怪我をさせてしまった私はまだまだ反省中です赤ちゃん泣き