メトロポリタン美術館でのこの特別展を一般公開前にメンバーシップを持っている人への公開期間でゆっくり見てきました。

これはエドワード・ムーアという銀細工職人の事業を1851年にティファニー&Co.が買収しました。そしてシルバー製品を作り始め、スターリングシルバーの純度を92.5%を定めて数々の美しいものを作ったコレクションの公開です。

簡単にティファニーの歴史を辿ると、1837年にチャールズ・ティファニーは友達のYoungさんと共に「Tiffany & Young」という会社を作り、後にティファニーが独立したのです。彼のビジネスは文房具店から始まって、フランスの2月革命で宝飾品を売って国外に逃げようとしていた貴族から買い取ったものをアメリカに持ち帰って宝石店として成功を収めたというのがごく簡単な歴史です。

まだ、スターリングシルバーが新しくしっかりとした定義もなかった頃に、Edward Mooreの作る美しい数々の銀製品に目をつけてMooreのビジネスを買収して、Tiffanyとして美しいものをどんどん作るようになったのです。

展示の作品はどれも息を飲むほど美しいです。繊細な表現など素晴らしいです。

これらの作品の数々は1867年のパリ万博でアメリカからのシルバー工芸品として初出品となったものも多く、高く評価されました。

半端なく美しいです。 自然をモチーフにしているものが多いのは、チャールズの息子のルイス(ステンドグラス職人)がアメリカにこの当時アールヌーボーを紹介した時代でもあったからその影響もあったことでしょう。

これらの公開は始まったばかりなのでまだまだゆっくり見ることができるので何度かこれも通うことにしましょう。

ティファニーのシルバー製品の基本がここにあったのですね。

このような細かい歴史はよく知らなかったです。

細かいディテールが見事です。

また、私が美術館で何度も訪れたい特別展の展示が増えてしまいました。