私がニューヨークの街で大好きなことの一つにたくさんのパブリックアートがあることがあります。そしてそれらにとっても凄いものも多いということです。今回のこれもその一つです。

これはAnish Kapoor(アニッシュ・カプーア)というアーティストによるものでつい数日前に完成したものです。場所はトライベッカの56 Leonart Streetにあります。これは彼がシカゴに同じ形状の”The Bean"と呼ばれるものがあってその縮小版と言われていますが、これは高さ6メートル重さにして40トンあるというからシカゴの作品はどれだけ大きいのでしょうか。ニューヨークのこの”The Bean"(実際にはまだ名前は決められていないらしいです)は、コンドミニアムの正面玄関に食い込むように作られています。これはステンレス鋼のプレートでできているとのことですから、気温や湿度によって多少の伸び縮みがあるのをとても細かく計算されて作られているというから凄いです。確かに今日は寒くて氷点下10℃ほどになりました。(先日のブログで暖冬だと言った私ですが、、、今日と明日は寒いです)と思えば夏になったら30℃にもなるニューヨークの気候に適応できるようにビルのエントランスの天井ぎりぎりに作られているって凄いです。もはやアートの域を超えていると思います。

本来ならこれはもっと早くに完成する予定だったらしいですが、カプーアはイギリスを拠点に活躍するアーティストでコロナの関係で彼やそのチームが入国することに規制がかかったり、部品を輸送するのにも時間がかかったりという難関があったらしいです。こんなところにもコロナの影響は出ているのですね。カプーア自身はこのビルのコンドミニアムを購入したということも記事で読んだことがあります。

それにしてもこのパブリックアートは凄いです。極感の中見てこれてよかったです。

このBEAN 豆の形のオブジェ面白いですよね。

このコンドミニアムはとてもユニークな形に設計されていることで有名ですが、このオブジェができてますます有名になりそうです。