今現在、お付き合いする相手を見つけるツールというものがたくさんある。
我々が10代、20代の時に比べてだいぶ増えただろう。
私はこの中の婚活パーティーというものに強い興味を惹かれる。
もはや執着と言っても過言ではないほどである。
婚活系の番組は録画をする。まとめサイトの記事も目に留まればチェックする。
どんなイベントが行われてるかや、マッチングアプリに登録してる友達の話など大好物だ。
自分でもなぜここまで惹かれるのか、あまり深く考えてこなかった。
なぜなら私自身はそれらのツールを使ったことが無いのである。
つまるところ私は「婚活」というよりは「婚活をする人」に興味があるのだろう。
おそらくはほとんどの人がそうであったように私の恋愛遍歴は自分が所属するコミュティ内で
完結している。
同じ学校、同じサークル、同じ職場・・・・。
いわゆるメル友や合コンは経験したことがある。
だが、これは友達の友達、程度の知人なわけで今のマッチングアプリや婚活パーティなどとは
その特性は大きく異なるだろう。
私がこれらに惹かれる部分の大きな要因としては「初対面」「肩書」「プレゼン」が考えられる。
まず当たり前だが皆「初対面」である。
今日初めてあった人、なのである。
その人の人となりを表すものは自称のプロフィールのみ。
人生を決めるパートナーとしての情報としてはほとんど無に等しい。
というより、情報としての信用度がかなり低い。詐欺とかそういうことを言ってるのではなく。
自分はこんな人間です、と自分を一言で言い表せるほど自分を知ってる人間は少ない。
もしくは職業などのステレオタイプのイメージを当てはめるのもあまりに危険である。
にも関わらず、2~3時間という限られた時間の中で相手を査定しなくてはいけない。
なんなら、あわせて自己PRもしなくてはいけないのである。
慣れや経験も含めて、そこにはある程度のスキルが必要になるであろう。
かなりハードな要求である。
私の職業は営業だが、おそらく必要なスキルはかなりこれに近いであろう。
相手が何を欲してるのかをヒアリングし、自分の持っている商材にあてはめていくのである。
どうすればあなたの望むものが手に入るか、手に入れたことでどういうメリットがあるのかを
理解させ、購買意欲へとつなげていくのである。
しかも商材は「自分」なのである。
婚活とはあらゆる個人事業主が一同に会し、売買契約を行うちょっとしたサミットだ。
私は「私」というものの商品価値をどう売り込もうか。
などと考えていると試したくてしょうがない。
だから私はマッチングアプリに、婚活パーティに参加したいのである。
しかし私はすでに売買契約済みの商品だ。
その市場には参戦できない。
私は今日もまた婚活パーティに思いをはせながら、まとめサイトを読み漁るのである。