今更「クロシンリ」を視聴。
心理学の実践方法を示唆してくれる、
ためになるドラマだと思って期待していたが、
その期待は、第一話の最初に打ち砕かれた。
以下、1~2話の最終ネタバレはなし。
だいたい1話までのあらすじと感想のみ。
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横領の事実を指摘されて以来、
逆切れして指摘した部下に当たり散らすパワハラ上司。
一日中、どうでもいいことで部下を呼びつけ、
「バカ」
と罵倒し続ける。
都度、言い返す部下。
いつも喧嘩している二人。
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これ、ないわ~。
リアリティなさすぎ。
だいたい、上司の横領という不正の証拠をつかんで、
平の、しかも入社三年目の若手が、
直接上司に
「これ、不正ですよね」
と言いに行ける?
そして、それを指摘された上司、
これ見よがしにパワハラする?
普通、平の社員が上司の不正を見つけたら、
まずは信頼できる誰かに相談して、対処方法を考えるものでは?
または、上司よりさらに上に伝えるか・・・
いずれにせよ、直接
「不正ですよね」
と書類をつっかえすようなことはしない・できないと思う。
まあ、仮に、上司が、
平の社員に書類をつっかえされたとして・・・
この上司、
不正を知られ、弱みを握られたわけだよね?
弱みを握られてるのに、
その弱みを握ってる社員にパワハラして怒らせてどうする?
ばらされたらおしまいなのに。
パワハラされて、
おびえて黙って会社を辞めるような社員もいるかもしれない。
でも、そういう性格の人間なら、
そもそも最初の段階で、直接上司に
「これ、不正ですよね」
とは言えないはず。
キャラ設定がめちゃくちゃ。
この時点で、人間心理がまったく理解できてないという・・・
でも、もしかしたらここから面白くなるかもしれないので、
一応、見続けてみたんだけども。
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ある日、部下の前に一人の赤い服の女性が現れる。
「上司のパワハラの撃退法を教えてあげる」
赤服女性のいう撃退法は、
「ひたすら沈黙すること」
これにより、上司のパワハラは止む、と。
そして、実際、パワハラはしだいにマシになっていく。
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以前、実際にあった事件のレポを読んだ。
いわゆる出家をした女性ばかりが集まった修道院。
日本の瀬戸内某とかと違い、皆さん、男を知らない、純然たる修道女たちが集まった施設。
その修道院に、女性をレイプしては殺していたサイコパスが現れた。
修道院長は皆に言った。
「抵抗してはいけません。
抵抗しなければ、やがて犯人は去っていくでしょう」
院長に従い、おとなしく犯人が待つ部屋に入っていく女たち。
女たちは一切抵抗せず、犯人にされるがままにレイプされ、
そして・・・
レイプされた女は全員、レイプ後に殺された。
生き残ったのは、
犯人に従うようにという修道院長の指示を無視して、
ベッドの下に隠れ、
犯人から<逃げた>女性だけだった。
サイコパスによる連続レイプ殺人事件に詳しい人が、
こんなことを言っていた。
「絶対に言いなりになってはいけません。
とにかく逃げてください。
捕まっても、なんとか抵抗し、絶対に逃げてください。
簡単に捕まる獲物と、捕まえにくい獲物。
多くの犯罪者は、
捕まえにくい獲物より、簡単な方を選びます。
あるサイコパスは、あとでゆっくりレイプし、殺そうと、
被害者を全裸にして縛り、浴室に監禁していました。
もし縛られた縄を解いても、全裸にしておけば、
恥かしくて逃げないだろう、と。
けれど被害者は、縄を解き、浴室の窓ガラスを割り、
全裸で逃げ、助けを求めました。
だから彼女は助かって、
サイコパスはついに捕まったのです。
必ず、絶対に、逃げてください。
常識にとらわれず、何がなんでも逃げてください。
最後まで、生きるために、犯人に抵抗してください」
上記の言葉が強く印象に残っている私には、
「黙っていろ(=抵抗するな)」
という黒心理が全然ピンとこなかった。
もちろん、黙っていることが大きな効果をあげることもある。
「恋するハエ女」というドラマ。
モンスターペアレントに理不尽な理由で弾劾され、休職させられた教師。
休職明けに、再度PTAに謝罪を強要された教師は、
「謝罪します。
前回の会議で、謝る必要がないのに謝り、休職という措置を受け入れたことに対して。
こんな私だから、児童にも舐められていたのだと思います。
今後はしっかりと児童に向き合っていきます。
よろしくお願いします」
と言って、頭を下げる。
「どういうこと?!
全然反省してないじゃない!」
と、説明を求めるモンペたちを無視して、
沈黙を貫く教師。
いつまで待っても沈黙を続ける教師に対し、
ついに校長は
「君のいいたいことはわかった」
と一言言って、会議は終わる---
こういう形でなら、沈黙は絶大な効果を与えるだろうけど、
ただ言われっぱなしになるだけなら、
それは相手の罵倒を肯定することになり、
何の効果もないのでは?
心理学用語の説明は面白いし、役に立ったけど、
それだけ。
「心理学」の知識を実証できる具体例を提示できていない。
完全に期待外れ。
あと、主演は乃木坂の女の子とか。
AKBグループと違い、
ルックスが良い子が選ばれたと評判の坂道グループの中でも、
特に上レベルの子がそろっていると噂の乃木坂から選ばれたそうだが。
ルックス、いまいち。しかも、役柄とルックスが合っていない。
主役の女の子は、明らかに普通の人間ではない設定。
つかみどころがなく、不思議な、謎多きミステリアスな女の子。
にもかかわらず、主演の女の子はミステリアスな雰囲気がまったくない。
居酒屋に行けば、隣の隣くらいの席で合コンして騒いでそうな、
目立ちたがりでイケイケの、
実際はそんなに可愛くないけれど、
男に媚び売るのが上手いから、
男性からは可愛いと思われがちな女の子、という印象。
どことなく性格悪そうだし。
まあ、性格悪そうなところは「黒」心理というドラマの内容にマッチしてるといえるけど。
ないわ~。
主演の女の子も、ないわ~。
ただ、この1~2話、ラストが全く読めなかった。
2話を最後まで見て、
「そうきたか~!
それは読めんかった!
まいった!」
と完敗。
主演の女の子も、初の主演なのに「腹黒い赤服女」をうまく演じてドラマを引っ張っていたと思う。演技は〇。
設定や心理学の使い方には難がありすぎるけど、
途中でちょいちょい出てくる心理学豆知識は面白いし、
ドンデン返しのストーリ展開は上手いと思った。
結論:ドンデン返しのストーリー展開は上手いけど、それだけ。
評価:★☆☆☆☆(1/5)

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