1月26日(日)
ピースピット【れみぜやん】
12:00
ABCホール
【マーブルキャスト】
番場伴………………山浦徹
佐平竜………………石原正一
本多千寿……………美津乃あわ
本多琴子……………橋爪未萠里
黒蔦家美鈴…………三谷恭子
赤猫宗一郎…………緒方晋
黒蔦家十吾…………赤星マサノリ
黒蔦家笑美…………辻裕美
麻里尾秀介…………竹下健人
安生章太郎…………大塚宣幸
カブ頭………………植田順平
鮪一二三……………Sun!!
興梠伝次……………伊藤駿九郎
富士寛太……………田村K-1
モブ・転換要因……末満健一(※1/26(日)更新)
【感想】
【1/26(日)12:00/17:00公演・キャスト変更のお知らせ】
末満健一が急性咽頭炎のため、末満健一に代わりまして、赤星マサノリが出演致します。
黒蔦家十吾=赤星マサノリ
モブ・転換要員=末満健一
こんな情報が行きしなの移動中、検索していて見つけてしまった。
げ!
末満さんのアクトが楽しめないけれど、
赤星さんのアクトが久し振りに楽しめるぞ!
と、複雑な気持ちで劇場へ向かう。
舞台中の不可避な事故・・・的なものを回想して、
あの日、あの時の事を少し思い出す。
確かあの時、赤星さんは舞台上で大怪我をしながら、
芝居を続行させお芝居を完遂させたのだ。
あの時のことを思い出し、胸が熱くなる。
ちなみにその時の日記がこれ。
劇32 コメディユニット磯川家 「期間限定の片思い」【ザ・ベストマンションシリーズvol.2】
http://ameblo.jp/mkca/entry-10460869610.html
話が反れた。
舞台セットを見て最初に世界観にやられる。
昭和の最初の辺りの浪速の町。
しかし舞台後ろからスモークが町陰に流れ、
美麗な照明が世界観を構築しているだけで既に作品は完結している。
そして舞台が始まる。
大人なキャスティングと、若い力のキャスティング。
ピースピットだから得られるピースワールド。
僕はリバースを観てからこちらを書いているのだが、
マーブルの山浦徹さんと石原正一さんがどうにも凄い。
圧力を感じるのである。
というか、
石原さんの主演全力芝居は初めてではないか?
それは力の解放であり、
やはりそれだけの力を持っているのだという認識を得られる最高のアクトだった。
そして今回、ピースピットには異質な俳優が参戦されている。
The Stone Ageヘンドリックス に所属する 緒方晋 その人である!
まさかこの劇団に出演する日が来ようとは、誰も想像しなかったのではないか?
しかし、
この作品においては赤猫という超重要な役どころではあるが、
持って生まれたネィティブな関西弁を発するキャラとして完璧にその役をこなしてくれたのである!
堪らない!
緒方さんを知る者だからこそ、この起用は嬉しいし、
またそれに応えた緒方さんに拍手を贈りたい所存なのである!!
改めて、
大塚さんの存在が稀有であることが浮き彫りになった。
上手い。
場を支配するというか、
リセットに導くというか、
とにかくこのポジションを取れる人間はザラには居ない・・・という事だけは書いておきたい。
橋爪未萠里さんの伸び伸びとした演技は心地よい。
自分に求められているものが確実に分かっている。だから安心して感情移入できる。
間 も上手いし、あの容姿だから本当に胸を切なくさせる要因を幾つも持っている女優さんだ。
美津乃あわ さんのアベサダを思わせる役作りは本当に鬼気迫るものがあり、
男としては本当に避けたいタイプで怖い。
だがその反面、天使で出てきて、恋の弾丸を撃ち抜く役どころなのだが、その存在感と表情の作り方がまた最高なのだ。忘れられない顔をする。これは褒め言葉として聞いて欲しいのだが、進撃の巨人に出てくる巨人みたいに強烈なインパクトの表情!!
三谷恭子 さんは、本当に久し振りの舞台を観る。
ガッツリ、『呪いの姫子ちゃん』 の印象が強過ぎて最強だが、今回は最悪の性悪女を演じる。
それがまた世界を作るのが上手い。
辻裕美 さんは本当に 『 father 』 で忘れられない方で、今でもその印象が強い。
『有毒少年』 でのラストシーンにも痺れたのも事実だが、それでもあの少年少女冒険譚であるあの作品を避けることが出来ない。
今回も弾けて可愛い。
竹下健人 さん。
ちょっと橋爪さんに告白して成就ではないけど、
軽く友達から・・・と言われて
はにかんで嬉しかしがるシーンがあるのだけど、
ここのシーンだけについてはリバースの大塚さんを越えたと言いたい。
それくらい嬉しがってる姿が可愛かった!
植田順平 さんの存在感は素晴らしかった。
飄々としている小悪党としては完璧で、
髭面から発せられる声色までが見事に役柄として結実していた。
Sun!! さんの気風のいい役柄は本当に上手い。
見ていて小気味よく、まだまだ見たくなるという 中毒性を誘発させる女優さんだ。
身体能力も高いから、
それをまた見たくなるから、その循環が Sun!! さんの魅力なんだろうなと。
伊藤駿九郎 さんは声がいい。
たっぱもあるし目力がある。
ガッツリと演技をしているところも見たかったなぁ。
田村K-1 さんについては力業なように見せるのが上手いなぁと。
多分、ご自分で緩急を自在につけられる方なんだろうと。
特に最近では、えん魔さんとご一緒な舞台が多いから鍛えに鍛えられた方なのだろうという方。
そして、
今回の降板。
末満健一さんは本当に辛かっただろうなと思い、
その心中をご察しします。
それでもそのピンチに駆けつけてくれて、
一日の稽古で舞台をつとめあげる役者がその近くに居るというのが、
やはり末満さんの魅力なのだと改めて思った。
勿論、行くまでは久し振りの、末満さんの爆発ぶり、はちゃめちゃぶりを楽しみにしていたのだが、
それが堪能できない。
しかしそれを許せるほどの爆発力を赤星さんは持っておられる。
それを乗り切ったという意味でも、この公演が出来た功績は大きい。
舞台をする上で不可避な事故は本当に仕方がない。
しかしそれを乗り切った時に同じ船に乗った人間たちの連帯感は、
自分たちが考えるよりも想像以上の素晴らしさがある。
公演の感想になってないか。
ま、僕らしくていいか。



























