#路地裏の舞台にようこそ
路地裏の舞台にようこそ2026参加
The Stone Age「あわ」
脚本・演出/朝田大輝
出演/川本三吉 酒井美樹 南光愛美 仁志菜々海 山田あかね
【感想1】
地明かりのみ
暗転なしの75分。
まさしく極上映画を1本観た感覚。
5人それぞれの思いと都合が前後しながら絡み合う極上人間模様。
ここ最近の朝田さんの脚本は油が乗り切っており、心を揺らされ息苦しくなり終演したのに物語は続いている感が否めず胸が痛いまま帰路。
【あらすじ】
保護観察中のエリコは、更生プログラムの一環として遺品整理会社で働き始めた。はじめての現場は、孤独死した女性の部屋。
先輩たちに教わりながら、一生懸命に作業をするエリコ。
ふと、一冊のノートに手が止まる。
そこに残された言葉に触れるうちに、名前も知らなかった女性の人生を想像していく。
溢れだすその景色は、現実なのか幻想なのか。
他者の人生と向き合うことが、次第に自分自身と向き合うことへと変わっていく。
【感想2】
あらすじを読んで頂き概要をつかんだ上で分かって頂きたいのが地明かりの老人憩の家はぎ会館での事件である。
現在進行系と少し前が交互に起こる。
川本三吉 さんの確かな演技に裏打ちされた普通のおっちゃんからロマンス詐欺師イーロンとの落差の自在さは流石。
酒井美樹 さんの終始余裕がある流れがとても自然であったにも関わらずラスト近辺の激昂はキャリアの強さが浮き上がる。圧力芝居時の指先までの震えにこちらが震えた!
南光愛美 さんの司令官芝居をよく目にしていたが、こんなにキュートでプリティな騙され上手な芝居がうますぎて南光さん史上最愛なキャラクターだと思えた。
仁志菜々海 さん。最年少である仁志さんは全霊で役柄同様、初めての仕事に悩みながら、諸先輩方の洗礼と御指導御鞭撻を受けつつ仕事をこなすその姿を我が次女に重ねながら、ラストの涙をはらはらと落つるのに心底安堵した次第。
山田あかね さんの申し訳ないテイの丁々発止。そのリズム感が見事にThe Stoneage節。前半は仁志さんとの噛み合わせもよく、また酒井さんとの噛み合わせもよく、山田さんの最高値を引き出され心地よし、心地よし。
素晴らしい時間だった。
こんなに満足なる芝居に出会えた幸せ。
流石、#ストーンエイジ!!!!!



