#珠石座R
#ツカグチ演劇祭
【観劇:感想】
何もない空間を2人は泳ぐように滞留する。
男と女は一人の男の人生を脳内にて何度も繰り返す。
何げない恋人であり、
友達であり、
母子であり、
また自分であるという螺旋。
哉聖くん心彩ちゃんは等身大でありながら、
今できる最大値をきちんと提示してくれた。
それは愛らしく、
また残酷なはかなさを有する残留思念。
前半、培った術で空間に居たが中盤よりテクニックで乗り切らず『素』をさらけ出す。
言葉は悪いが醜悪を魅せた。
その塩梅は微妙なテイスト。
僕には善いところと悪いところが両極とも出ていたように見えた。
好み的には善いを多目にした方が好きだが、
彼らは折衷にて帰結した。
だからこそ見える世界がある。
2人は大阪弁を多用しながら関東圏の柔らかさを匂わせ繊細な世界観を構築した。
22歳の3人が2026年の夏に打ち上げた花火。
心地よい時間をありがとう。
忘れられない夏の一幕。
#珠石座『R』二人芝居
作:#珠石蛍
出演:#哉聖(#muko²)、#心彩
@ピッコロシアター中ホール

