#せんげき
#鶴橋つきいち千円劇場
#イズムスタジオ
宮下詩麻「雪女」
小泉八雲/作
田部隆次/訳
大好きな一編だ。
小泉八雲の中でもロマンティックな部類に位置する傑作。
そんな一編を詩摩さんは水面を滑るように語り紡ぐ。
時折セリフではなく静かに言の葉をゆっくりと置く。
詩麻さんの真骨頂。
優しく降り積もるような言の葉ステキ。
https://www.youtube.com/@fushigi_library2022
死神おじさん
「私のばけばけ人生」
出オチに近しいビジュアル。
思った以上に淡々とした語り口調。
しかし止まらない。
たどたどしくもあるがこれぞ様式美。
しかもこれはフランクに怪談を装った落語。
恐るべし。
荒木康行・小川舞由穂「ピロシキ」
脚本/中野守(中野劇団)
違和感しかない違和感を楽しむファンタジックコメディ。
お腹の中の腎臓がピロシキになるという歪な物語。
それを真正面からお2人が丁々発止。
もしかしたら導入部?という余韻をぶった切るラスト。
イカしたギターバンドの曲の終わりのようなカッティング。
うまい2人だからこそ生まれる愛しき違和感。
太田浩司「のりこさんの恋」
太田さんの人生双六を楽しむ時間。
太田さんの視点と、関わる素敵な人たちとの引き。
そうした尊い時間を披露する時間。
今回は宝塚ばりに話す「のりこさん」の生き様。
素晴らしい個性と緩やかなオチ。
そして「メロディ(玉置浩二)」弾き語り。
優しくか細いファルセット。
よきかな。
今回は『イズム勢』のチカラを発揮された公演だった。
それぞれがそれぞれの持つ個性を
きちんと魅せてくれた。
疲れた体に染みるよき公演。
よき夜でした。。












