5月11日(月)
努力クラブ『彼女じゃない人に起こしてもらう』
【感想】
努力クラブさんの作品を観るのは3回目。
一度目は、短編コント公演。
二度目は、火曜日のゲキジョウ 30分短編。
そして今回の本公演という流れだ。
観終えて何とも言い知れないモヤモヤが残る。
沈殿する。
いやこの何とも言い難い残尿感のような感覚は間違いなく確信犯であると分かっている。
この作品は二度目に観た『憶えていてもらえない人の冒険』のデッサンが実を結んだ作品だと僕は認識している。
正直、
この作品は短編だからこそいいのかもという手法ではあると思う。
だが、
それでも最後の最後までぐいぐいと観劇するお客の深層心理を謀りながら引きつける引力は凄い。
男のスケベェな心理を逆さにとった作品ではある。
何より主人公が草食系でモテる癖に、
時折肉食系をチラつかせるのだ。
どっちやねん!
と思うのは愚の骨頂。
これは作者がb僕ら観客を煽って楽しんでいるのだろう。
ふわふわとしたメンヘラ先輩女性。
ヤレるか、ヤレないか分からないが一泊旅行に誘われる。
(なんだこのシチュエーション!!!!)
ついて行ってもヤレる事はないと僕ら観客は理解している。
だがその場に居る主人公は一応保険をかけるような感覚で(笑)ついてゆく。
そのやり取り、すれ違いを淡々と進める。
だから最後までエッチなシーンは存在しない。
ただ男のヤリたい、ヤレるか?という心理に基づいた煩悩はどうにも止まらない。滑稽であり哀しくもあり、また切ない。
観終わった後に合田団地さんにこの作品の感想を伝えた言葉が、
一番この作品を言い表しているかもと思うので、
恥ずかしいけど載せておく。
「ドキュメントのアダルトビデオを借りてきて最後まで観て「ヤラへんのかい!」とオナニーハズレ的な作品ですよね?」
合田団地さんは笑っておられた。
