劇226-228 最強の一人芝居フェスティバル「INDEPENDENT:14」観劇。 | 日々幸進(ひびこうしん)

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演劇、音楽、TVドラマ、映画、バラエティ、漫画、アニメ、特撮、他を色々自分の視点で面白しろ可笑しくね♪

「INDEPENDENT:14」[11/30]
①中野π子、坂本祐以、立花裕介、得田晃子
②ハシグチメグミ、早川丈二、おぐりまさこ
③コロ、河口仁、犬養憲子、隈本晃俊



【感想】
前置き:
僕は劇評家ではない。ただの観劇者であります。
プロデュース公演は行っていますが、
まったく個人的に思う事だけrをつらつらと書き連ねます。
感覚でものを言っていたりしますので、
もしかしたら異を唱える方もおられるかと思いますが、
こうした意見もあるのだと思ってもらえれば幸いです。



中野π子
トライアルから鉄板である事は知っていた作品。
正義のヒーロー
5ランジェリー
三十路を過ぎてからの燻製のような妙味を出す女性ヒーロー登場!
漫画、特撮に造詣の深い金哲義さんから生まれる言葉一つ一つが完全に凶器!(笑)
この哀愁漂う世代をここまでのエンタメ爆笑作品に昇華させる手腕は、
見事以上の素晴らしいもの。さすが金さん!
トップバッターの役目を完璧にやってのけられた!

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坂本祐以
正直、ラストまで読めてしまえたが、
それを読ませた上で、
見た側の心に湧き上がる切なさは計算されたものだろう半端ない。
アイドル短命。
そこに至る為に成さねばならないこと、
またそれだけではないものがごった返し、辛い作品だった。
逆を返せば坂本さんの存在が光った作品であった。
またラストの新しい目標をふわっとさせずに、
何かハッキリと明示して欲しかったといえば言い過ぎだろうか?


立花裕介
作、演出の勝山さんは去年まで培ったリズムを捨てて挑んでこられた。
去年、米山さんが駆使されたものではなく、
立花さんの持つ能力を最大限に引き上げる作業に従事した作品である訳だ。
それは挑戦に等しい行為にこちらも身が引き締まる。
ある画家ゴッホをモチーフにされ、
生きている間は才能を認められず、死んでから認められるという、
そうした宿命を叫びと嗚咽で彩る。
立花さんの「狂い」は、いつも真に・・・ではなく、芯に迫り怖い。


得田晃子
終始 西川さやかさんのお顔がちらつく作品だった。
相変わらずぶっ飛んだ世界観を構築。
だが今回の作品に出てくるのは普通の方。
それでも力技というか、
月曜劇団ペアの世界観は不可思議に社会を歪める。

ハシグチメグミ
魔人ハンターミツルギ節の独壇場。
かぼちゃに対する情報量が半端なく、
恐ろしい勢いで展開を止め、
子供に言い聞かせるというプロットのみを行使。
ハシグチさんのどこかとぼけた寂しさを引き出しただけでなく、
新しい魅力も引き出していた。
母親から かぼちゃコスプレに変身シーンの セーラー〇ーンの音楽だが、
スキャットコーラスで「セーラームー〇」言うてるから!
と、ツッコミを入れそうになった(笑)


早川丈二
ラストの丈二さんのかもし出す狂気が怖かった。
そこまでがある意味普通のリアクションを常とされていたので、
うまく僕らは誘導されていたのだと後で気づく構成。
しかしそれは丈二さんだからこそ成しえたものか?
ハエの音が最終ぶうんぶん!唸っていたのがつらく切なかった。


おぐりまさこ
トライアルで成り上った作品のリトライ。
初見の時も不愉快だと感じた。(褒め言葉です)
周りが笑っていたが僕はどうにも笑えなかった。
それは僕が既婚者だからだろうか?
ひどく嫁である事に違和感を感じていたのだ。


コロ
間違いなくベスト1作品。
(後で書くけど同率一位は河口仁さん)
コロさんにも直接お話しをしたが、
最初登場した時はぬるっと話していたにもかかわらず、
物語に入る一言目に、
ぱーん!と切り替わる瞬間があるんです。
文字通り切り替わるコロさんの持つ熱量にやられます。
お客さんは出会いがしらの事故みたいになります。
またお話しも古典落語を下敷きにしたかのようなツクリ。
なのですが、
それがオリジナル創作されたものらしく、
LINX’S04 にて北京蝶々客演にて出演された堀越涼さんの作られたもの。
さすが花組芝居さんのエッセンスが溢れ出るものだと感じた。
当日パンフレットに再演4度目と書かれてあり、
4回分堪能したいと感じた作品。

いやコロさんはやはり本物でありました!
ありがとうございました!!

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河口仁

間違いなくベスト1作品。

この短い時間内に幾つの話しを詰め込むのか?(笑)

完全に二朗松田さんの代表作の二本目が完成したといっていい。

小劇場のチラシを作る仕事をしている男にある依頼が舞い込む。

その流れがあの名優 河口仁を通して描かれる。

会場中を笑いのるつぼに変え飄々と立つ姿に惚れる!

特にタイトルだけで依頼してくる学生劇団のクダリは、

あそこか?あそこなのか?

と無い知恵を振り絞りたい衝動(笑)

とにかく、その日一番の笑いを手にした勇者は消耗した身体をロビーで癒していた。

改めて河口仁さんの底力と立ち振る舞いの徹底した思考にも脱帽。
それでもまだ全然納得しない言葉を聞き、こちらも震え立つ思い。

犬養憲子

沖縄弁とゆったりした体躯すら物語に組み込み、

楽屋落ちなれど、

何かひとつ突き抜けた明るさを持つ。

プロット的には以前、ストリッパーの楽屋ネタを観た事が強過ぎた。

それでも犬養さんの持つ優しい太陽のような輝きに癒された。



隈本晃俊

長い四日間のラストを締めくくるに相応しい作品であった。

御年51歳!

様々な劇団さんで客演を垣間見、

その圧倒的存在感で異彩を放つ方の一人芝居。