劇72.73 高津演劇祭 「Rank Up Theater! -春の陣-」観劇。 | 日々幸進(ひびこうしん)

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4月19日(土)

高津演劇祭 「Rank Up Theater! -春の陣-」観劇。

[とらチーム・参加団体]あくTぃーず、おにぎり団、夢見がちドロイド、お笑いサタケ道場
[うしチーム・参加団体]オカルティーズ、劇団野風増、KING & HEAVY、大扇風

http://ameblo.jp/theaterom/entry-11835847515.html



【感想】
お知り合いばかりだが、ここは敢えて厳しい意見を述べさせて頂く。


◆[とらチーム・参加団体]
あくTぃーず
素直に短く、また多田さん、たもつさんの魅力が半減してしまっていた。
何故なのかは急ぎ過ぎた脚本と演出のせいではないか?
暗転が多く、それよりもキャラクターの気持ちを前面に出されていない気がした。

物語は映画的であり、それでも演劇を見せてくれたと感じた。

たもつさんが妹で女子!

いつもの熱血男の子とは真逆を走っているのに好感が持てる。

多田さんの最後の涙には会場から啜り泣きがもれていた。

おにぎり団

お笑い要素をもっと深めて欲しかったなぁ。

それでもこの前週までガッツリ公演「うしおととら」だったにも関わらず、

ここまでまとめ上げたメンバーは凄い。

時間との戦いだったろうにと思い、睡眠時間を削り前向きに成し遂げた姿には感動。

後は個々の力のレベルアップだ!

やりきる要素と、やりきらない抜けどころのメリハリが曖昧なので、
そこはチーム強化と、脚本演出のテコ入れが必要。


夢見がちドロイド

伏し目がちなキャラでも魅力ある演じ方があるはず。

だと感じてしまった。もったいない。

ただし言葉ではない起伏を展開で感じれたのは収穫。

要は構成のバランスが取れていたのだと感じました。
キャラに感情移入をし過ぎて、客席に視線を送れなかったのが目についた。
もう少しお客に向けて貰えたらと感じてしまった。
それは僕個人の好みではあるのだけれど。


お笑いサタケ道場
この とらチーム 唯一の圧力を感じた作品だった。
ただ物語がノッてくるまでに時間がかかり過ぎ。
後、脚本が昭和。
そこはもう少し時代とのズレを修正した方がお客さんにもいち早く届くと思う。

しかし佐竹さんの圧力はかなりのもの。

お笑い・・・と冠されたユニット名が霞むほどの人情喜劇。

会場中の啜り泣きが作品の評価!
だからこそ作品の進化を激しく求む!

更なるレベルを上げ、

審査員の虎本さんもおっしゃる通り、

毎年、行われる一人芝居イベントに殴り込むのもひとつの手だろう。


◆[うしチーム・参加団体]
オカルティーズ

なかともさんのお婆さん役はかなりの切れ味。
かなりのレベルに達しているので、更に極めて欲しい。
普通、若い方がお婆さん役をやられて出てしまう胡散臭さが少なかった。
これはもう培った時間が作り上げた結晶だろう。
しかしところどころ若さが見え隠れする演技が興を削がれる。
折角、かなりのレベルに達しているので、そこは極めて欲しい。
なかともさんなら間違いなく出来ると僕は思っています。


劇団野風増
GA-KOさんの熱量がそのまま全面に押し出されていた。
言い方が変かもしれないが、そのGA-KOさんの熱がほかの役者に伝染というか、
ところてんを押し出すように出ていたのがわかる。
この作品が評価されるのは全体の構成の上手さと、
役者陣の奮闘ぶりである。
微妙な力加減で風が変わってしまったところもあるが素敵とも感じた。

やはりインディペンデントの一人芝居トライアルを勝ち抜いた「業(わざ)」は間違いなく本物。

流石にあの伝説のHYT2「BOOK」を潜り抜けてきたツワモノだ。


KING & HEAVY(神戸自由劇場2013年卒業生ユニット)
エチュードで作り上げた作品が、
中学生でも何となく理解出来る歴史バックボーンを使用して、
現代風に切り込んでくる快作だ。
大学を卒業したばかりのフレッシュさが本当に舞台上に弾けていた。
元々ホームにしていた学生劇場が大きいので、
空間把握能力が優れている。
なので空間を埋めるように動きがスムーズだ。
また遊びかどうかは分からないがエチュードに長けているように感じた。
つまりアクシデントに強い。
それを遊び感覚で吸収し得ているところに一日の長がある。
文句なくぴか一の作品であった。

ただフォーマットでキャラを入れ替える事は既に使い古された手法だが、

(僕は「柿喰う客」「ゲキバカ」他で見た事がある)

それでもここまで天衣無縫にされると心地よい。


大扇風
セリフ、俳優力がいい。
物語の構成力もいい。
桜と梅との咲き合戦。

時期的にもキャッチーだし、3人の関係性も微笑ましい。

だがしかし、

どこの誰にも負けない何かを提示できたとき初めて大扇風は、
客席をも巻き込む大旋風となりえると感じた。





キラキラ春の陣 優勝キラキラ
KING & HEAVY

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おまけ

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「近所の公園で、あわせ稽古」