劇18 それかん DEW PRODUCE 01  【PARADISE CITY】 | 日々幸進(ひびこうしん)

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1月29日(日)


それかん DEW PRODUCE 01  【PARADISE CITY】

http://dewproduce.exblog.jp/


シアター倶楽

17:00



作 山中惇平
演出 DEW


【感想】

(石田1967つぶやきより)

DEWプロデュースまず設定が何なのかの説明が成されていない時点でお客を突き放している。企業が、マッドサイエンティストが、刑事が、ヤクザがと、それぞれの思惑が全て、ふわっとしている。目的がなければキャラは立たない。舞台セットは二階建てで上に殺陣エリアありなのが凄い!


DEWプロデュースまたラストシーンでしか音楽がないのも何故か。途中に挟むべき。役者力が圧倒的に足りなければ他で補うべき。それでも何人か、次代の小劇場を担いそうなキャストもおり、そこは楽しみ。平成生まれが書いたにしては、昭和テイスト過ぎている。(笑)




ハッキリという。

チラシ負け。

要するにチラシが良過ぎるのだ。

このチラシを見て色んなことを想像できる。

荒れた世界で、町の中での貧富さを押し付けられた少年少女。

そんな想像が出来る抜群のチラシだった。


しかし、

芝居が始まってすぐにそのイメージは消し飛んだ。

上に書いたように設定の説明がいつまでも経ってもされずに、ふわっとしたまま話が進んでゆく。

なので頭の整理が出来ない。

登場人物たちはどこに向かっているのか?

そこが分からないままでは、本当に厳しく物語の破綻・・・とまでは言わないが、明らかに欠落した未熟児がそこに居た。

主人公達が熱く何かを語るのだが、それらが全てうそ臭く感じ、まったく感情移入が出来ない。


役者は熱を発するが、発声は出来ている人と出来てない人の差が激しく、

また演出についても、どうしても間が空きすぎて勿体無い。


また、『ヤクザ』 と職業で呼ぶのも違和感がありあり。

金融業なのか、飲食業なのか、サービス業なのか?

本当の筋の方を捕まえて、わざわざヤクザという訳がない。

いや、それはそういった事をお客様に簡単に伝える為にあえてそうしたのだと考えたい。


音楽が異様に少ないのも鼻につく。

クライマックスだけで、他のシーンにはまったく音楽やSEを入れてない。

役者陣に技量があればカバーは出来る。

しかし、それはこの公演では無理だ。

そこは補わなければ迫力は全くない。

お客に伝わらない。




小劇場が好きで観に来たお客さんは、あの最初から最後まで出ていたおばあさんに何かを託していたと思う。

実はこの辺り全てを牛耳っている首領であるとか、

実は警察のトップの仮の姿であるとか、そんな大どんでん返しだ。

しかし、

そんなことはまったくなく、逆にそう思わせていた?

ぐらいの無意味さに驚く。


自由過ぎる。


なら遊ばせる為の要因は幾つもあった。

そこに繋げられるやり方も十二分にあった。

だが、しない。



厳し目に書いています。申し訳ない。





素っ頓狂なマッドサイエンティストも熱演だが、その不安定な役者力は面白い。

間が独特で、とても切ない。

はっきり言って下手、しかし味がある。

不確定要素。

そんな計算のできる演技ではないのが面白そう。

本人はいたって真面目なのかも知れませんが、、、、、


殺陣は、かないいレベルになっている。

色んなコンビネーションを含めつつ、オーバーアクションもいい。

後は美しい修正をかければ、小劇場でもかなりのレベルになる。


2階建ての舞台セットも素晴らしい。

上のスペースで殺陣ができるというのも、かなりのチカラワザ。

いいぜ。




そうそう、

後、はっきりと分かる事がひとつ。

キャスト、スタッフと、お芝居をあまり観ていない事が浮き彫りになっている。

ああ、知らないんだ、と思われる演出や動きなど、かなりあった。

もっとお芝居を観て欲しい。

観るべき芝居は山ほどある。

ゲキバカ、は観て欲しいが、とりあえず終わってしまった。

これからバグダッドカフェ、壱劇屋、満月動物園、ブラック★タイツ、バンタムクラスステージと目白押しなのだが、どこかの劇団に触れてほしい。

きっと足りないものがそこにあるのだから!!!