12月17日(土)
The Stone Age ヘンドリックス 二人芝居 【ちょんまげの木の下で】
http://stoneage.yamagomori.com/home.htm
トリイホール
19:00
▼脚本・演出
朝田大輝
▼出演
父になった男と娘になった女...「うさぎとダンス」
緒方晋と蔵本真見(突劇金魚)
戦うことをやめた男と王女...「おてんばルーシー」
中井正樹と片山誠子(ソラ豆)
ツイてない男とペットボトルの女...「憑いてるっ!!」
渡辺毅(ゲキバカ)と竜崎だいち(ミジンコターボ)
【感想】
大人の為の御伽噺三篇。
そんな愛に満ちた作品だった。
何よりもそのメンバーの姿を舞台の上で観るだけで胸が熱くなった。
ノスタルジィである事は分かっている。
許してほしい。
それでもアサダさんの脚本は素晴らしい。
曇りがない。
どの作品も終息に向けて突っ走っている。
そして切口が三篇とも違う。
そのイマジネーションの対応を出来るストーンエイジの懐の深さだ。
ツイてない男とペットボトルの女...「憑いてるっ!!」
渡辺毅(ゲキバカ)と竜崎だいち(ミジンコターボ)
まず劇団員ではない二人が場を和ます。
渡辺毅(ゲキバカ)と竜崎だいち(ミジンコターボ)さんである。
ゲキバカは客演マンスリーの最終章であった!
鈴木ハルニさん、石黒圭一郎さん、そして渡辺さん!
これで来月のゲキバカ大阪での本公演につなげたい!!
・・・渡辺さん、さすがです!
怯えるヘタレ役には定評どころか、向うところ敵無しの渡辺さん!
その情けない顔が本当にたまらない!
また熱量が、それ以外のところで出てしまうほどの威力。
さすが!
そして相手役の幽霊ちゃん。
まさかのチアガール姿の竜崎だいちさんだ!
稽古場では勿論、違ったのだが(稽古着)その衣装を着た竜崎さんの姿はかなり凄い!
これは観た人にしか伝わらないのだろうけど、凄かった!(笑)
それから竜崎さんの持ったコメディエンヌぶりは相当な深みがある。
弾けるツボを心得ているので非常に心地良い。
やはりミジンコターボという団体を率いて、東京まで公演を行うのは流石!なのだと再認識!
いやはや、
とにかくキレがいい。
戦うことをやめた男と王女...「おてんばルーシー」
中井正樹と片山誠子(ソラ豆)
この二人の破壊力はすざまじい!
三篇中、最もファンタジー色が強い作品である。
ぶっ飛んでいる。
やり切っている美学を二人にはビンビンに感じる。
どこまでがアドリブで、どこからがアドリブでないのか?
あそことあそこはアドリブだろう・・・と考えて、この作品を3回観劇されている方に聞くと、
何と同じだった!
アドリブではないのだ!!
その距離感というか、観客を巻き込んでしまう流れが本当に職人のレベルなのだ!
これは凄い!
もう2回ぐらい、まみれたかった作品でした!
中井さんと片山さんのミラクル!
父になった男と娘になった女...「うさぎとダンス」
緒方晋と蔵本真見(突劇金魚)
緒方さんは客演に引っ張りだこなだけあって、演技に深みがある。
アサダさんの舞台ではリミッターを外すのが常だが、
今回は珍しく引き算の芝居を繰り出してきた。
また、
それがいいのだ!
長髪のざんばらが落ち武者を連想させるが、
途中の心情を吐露するシーンでは一転、胸を突き刺す!
どうにもそのさじ加減が本当に上手い。
その緒方さんの相方を務めた蔵本真見さん!
まったく、
この方の存在はかなり稀有だと思う。
恥ずかしながら言ってしまうと、蝶々のようなのだ。
羽をつかんで動きを止めてしまうも、燐粉が指に付いてしまうのが、ひどく汚れてしまったかのような感覚になってしまう。
そんなもろさと、可愛さと、はかなさを持った女優なのだ。
色んな舞台に立つのを観させて頂いているが、
その、はかなさに目が吸い寄せられる。
なにはともあれ、
珠玉の三篇だった。
しかし、
しかしである!
ストーンエイジのオールキャストが一堂に介する本公演がやはり観たい!
勿論、
この公演でも満足はした。満足はしたのだが、オールキャストが観たい!
次回公演!
それを堪能できる来年を、今か今かと待つ!
嗚呼!もお!
(まさに脂の乗った 竜崎だいち(左)さん!渡辺さん!)




