齋藤拝さんより 『LINX’S』 の感想を頂きました。 | 日々幸進(ひびこうしん)

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こんばんわ。

石田1967です。


感想ブログがかなりの数があり、全てを網羅できるかどうか心配の石田1967です。


LINX’S03 も終わってから既に4日も経つのですね。

その間、色んな方から電話やメールを頂きました。

ありがたいことです。

今日はその中のひとつをご紹介させてください。

ではでは行きますー




今年の夏に出会った方が居ます。

齋藤拝さん。


見るからに穏やかそうだが、

素敵なナイスミドル。

話し方も穏やかで、しかし胸の奥には熱いものが溢れているのは丸分かり!


実は東京から単身赴任で大阪に来られた、ある企業戦士。

で、

話を聞けば、その企業には最初コピーライターで入られたとの事。

しかし今は部署が変わり、その文章を書くことをされていない・・・とか。


そんな訳で僕は知り合ってから、事あるごとに僕の知る演劇を紹介し、

その劇評を書いて頂くという事を何度かさせてもらっている。


それで、

今回は初めて僕の 『LINX’S』 というお祭りを観て頂いた。

それまでの僕は、ただの演劇好きのおっさん、というイメージだったのだが、

少し見方が変わったらしい。。。。。。。。。。

よかった、よかった!(笑)


そんな訳で20日(日)のABを連続観劇をされた。

初めての 『LINX’S』 体験。

その夜、齋藤さんよりメールを頂く。





齋藤です。

LINX'Sありがとうございました。

ほんとに素晴らしかった。まだ感動の余韻が残っています。
今日は、ぼっとして、何もできなかったほどです。
大阪にきて石田さんに出会えた事を心から天に感謝したい気分です。

楽しいことがあるから、会社以外の素敵な出会いがあるから仕事にもはりがでて、いろんな事がうまくいってます。
もう一度青春してるみたいで、嬉しいです。

これからも応援し続けます。

これからも末長くお付き合いのほど宜しくお願いします。
がんばってくださいね。
齋藤拝





いやー嬉しかった。

そんな嬉しいメールの後に、

感想日記をお願いする。


齋藤さんの言葉は巧みだ。

僕が書き出す言葉よりも百倍分かりやすい言葉を駆使する。

さすが元企業戦士のコピーライターである。

そんな訳で書いて頂いたものが下記に記してある。

タイトルが、いささか面白いが気にせずに読んで欲しいです。

ではでは、どーぞ!









『石田1967は、電磁石だ! というお話。』





石田1967は、電磁石だ。


『演劇大好き!』という電流が 流れ続ける限り
磁力を発揮し続ける、電磁石だ。


その磁力は、劇団を、観客を引き寄せ続ける。

『LINKして CROSSする LINX’S!』


磁石が
砂鉄を吸い寄せ 磁界の模様を 描くように
LINX’Sは 見たことも ない
刺激的・演劇エンターテインメント空間を 作り出した。

どんな 空間が 生まれるのか。

もしかしたら プロデューサーである
石田1967自身も 完璧には 
イメージ 出来ていなかったのかもしれない。


そう 思えるくらい 
LINX’Sの  磁界は 強烈だった。

あれから 1週間。
まだ、その磁力が 僕の体に残っている。

 
もしも。

石田1967という『電磁石』を動かしているのが

『お金儲けしたい!』という電流だったら。

人はこんなにも 素直に そのパワーに 身をゆだねなかっただろう。


『演劇が大好き!』という
とても とても 純粋な 電流なので
みんな 安心して そのパワーに 身をゆだねるのだと 思う。


彼は プロの、演劇プロデューサーではない。

私たちと同じ『観客』だ。
ただ、石田1967は、『プロの観客』だ。

観客代表と 呼んでもいい。

LINX’Sは、『プロの観客』が プロデュースした演劇イベントだ。

その昔 寺山修司は 演劇論の中で  


『プロの役者がいるように プロの観客というものがいるべき。』


という主旨の事を書いていた。

石田1967を見ていると プロの観客の可能性とその責任を 強く感じる。

そして。

プロの観客こそが 
役者を 劇団を 慈しみ 育てるのだと 心から 思えてくる。

そうか。

やっと 僕は 気がついた。


石田1967は  LINX'Sという イベントを通じて
ここ 関西の地に

プロの観客を たくさん たくさん 育てようとしているのだと。

そして そのことが
彼が愛してやまない 演劇の パワーを
さらに高めていくための 遠くて 近い道なのだと
かたく 信じているのだと。


演劇に パワーがなくなったと言われて 久しい。

関西小劇場は 往時の勢いを 取り戻せるのだろうか・・と
ある新聞のコラムに書いたあった。


僕は、思う。


『きっと、大丈夫!』


LINX'Sを 通じて
ここ関西の地に プロの観客が 増殖していけば・・・。
そして その観客 一人ひとりが 
その磁力を 伝播させていけば きっと、大丈夫だと。

僕は、これからも LINX'Sを 観続けていくだろう。

石田1967という 『電磁石』のパワーを
全身に 浴びるために・・・。

石田さん。
これからも ぜひ
強力な『電磁石』であり続けてくださいね。




齋藤 拝