10月1日(金)
*ロクソドンタフェスティバル2010 参加公演*
ザ・パンタロンズ 【静けさ】
作・演出
吉行由
《出演》
八田浩司・恩地徹・吉行由・津川寛之・ 流石矢一・稲森誠(シアターOM)
ぷう吉・ハジメスモモ・赤坂桜・竹下佑美・丸山貴世
凛子・梨田いづみ(うしとらプロジェクト)
【あらすじ】
すべてはその静けさの中で、始まる―――。
一年前のある日、その街で地震が起こった。人々の価値観を根底から覆すほど激しく揺れはしなかったが、保険会社が儲からないほど、小さい地震でもなかった。やがて人々はその震源地に記念碑を建て、すぐにそのことを忘れていった。
だが、その地震をずっと忘れなかった人々もいた。
「長野恭平」―――過去に囚われて、現実から目を逸らし続ける、元盲人だった男。
「安西皐月」―――過去を受け入れられずに、自傷行為を繰り返す女。
「石原ハジメ」―――過去を受けいれて生きることしかできない探偵。
地震によって引き寄せられ、再び世界は振るえだす・・・。
【感想】
この週は本当に時間がなく、そんな時に限って公演が重なり、僕に至っては8本かぶっており、どうしても時間的にも物理的にも無理なので諦めるしかないが、中には知り合いの劇団さんが居るので無理を承知で聞いてみる。
すると劇団さんのご好意でゲネを見せて頂く運びとなった。
本当に有難うございました!
お芝居は地震がひとつのきっかけともなるが、幾つもの時間軸をパラレルに積み重ねつつ、愛惜に彩られた物語へと昇華する手練は見事だった!
いやしかし、僕は吉行さんの演出法に興味がわいた。
ここで詳細を書くのは控えるが、僕としてはかなりエキサイティングでいいものを見せて頂いた感じが強い。
僕は恵まれている事に、幾つもの劇団さんの稽古場を見せて頂けている。
それは当然の如く、ひとつひとつ違うのだ。
そうした事もあり、吉行さんの本番前の苦悩のオーラがブスブスと僕に突き刺さってきていた。
その緊張感が会場全体を支配しており、お芝居をレベルアップさせている事もよく分かった。
1時間ほど返し稽古を観てからのゲネだったので、キャラクターの把握が非常にし易かった。
お芝居の濃度が濃い劇団だと思う。
それがウリであり、武器でもある。
弾け飛ぶ情熱。
しかしタイトル通り「静けさ」を感じつつ、その根底に燃える炎を感じる作品でありました!
そして、
見逃さなくて良かった!と思える作品でした。
あ、パンフレットを貰うのを忘れてた・・・・・あううう