5月30日(日)
ego-rock 【ピートの箱】
http://ego69.web.fc2.com/index.html (HP)
http://egorock69.blog3.fc2.com/
(公式blog)
中津ミノヤホール
18:00
日時:
5月29日(土) 14:00~/19:00~
5月30日(日) 13:00~/18:00~
※受付開始・開場は、ともに開演の30分前です。
場所:中津ミノヤホール
・地下鉄御堂筋線[中津駅] より徒歩1分
・阪急[梅田駅] より徒歩10分
・阪急[中津駅] より徒歩5分
チケット:前売り:2,800円 当日:3,000円
【作・演出】生島 裕子
【出演】
松原 千心 / ガブリエル(ego-rock) / ナガセ(ego-rock) / 高瀬 亮
佳波 芽依(ego-rock) / 川口 新吾(ego-rock) / 細見 ケイコ(ego-rock)
丈太郎(ego-rock) / トマトちゃん. / ポチャ青竜 / 松本 芽紅見(BISCO)
村上 恵理(BISCO) / 振付:小夜里(BISCO) / ピアノ:鎌野武馬 / 衣装:篠原 麻由美
【あらすじ】
歌手を目指しているのに、なかなかうまくいかない30歳の女、伊良部。
そんな彼女が友人に連れられてやってきたのは、「ピートの箱」というお店。
店の主人・ピートが作ったその箱を開けると、様々な不思議な世界が飛び出してくる。
その世界に引き込まれる伊良部であったが、ピートの世界には彼女を脅かすとんでもない秘密が隠されていた…。
歌あり、踊りありでお送りする、大人の為のファンタジー。
【感想】
ムーンビームマシンとは対極にある大人のファンタジー。
生島さんの描く世界の生々しさは生理に似ている。
失礼。
僕の持つイメージで書かせて貰っています。
それは生きるという現象において必要不可欠な子宮で起こる死と再生の物語。
ego-rockには、その 『生きる』 という禍々しい業を必死で生きてるという感じがするのだ。
今回、キモになっているのは主演である伊良部役の松原 千心さん。
彼女の確かな歌唱力に、その世界の翼は大きくまたたいている。
実際、その歌唱力に照れや惰性が含まれた時点で作品は終わっていただろう。
だが違う。
その力で作品の質を底上げした第一人者であるといっていい。
見事だ!
また不可思議なキャラクター、タイトルにもなったピートをガブリエル&ナガセさんで演じられていてミステリアスさが倍増だった!
また今回ガブリエルさんは見事に角を取って温和な雰囲気をかもし出しておられた!
心地よい。
またナガセさんは、まさにエヴァンゲリヲンの渚カヲルを地でいっている!
その透明感はまさに今のego-rockを牽引しているといっていい。
質が清々しく気持ちのよい演技であった。
佳波 芽依さんの2面性はまさに魔性!
太陽の如き業火の演技。
僕は芽依さんの演技を見ていつも思う。100%の力を出し切る方なのだと。(あ、他の方が出してないと言っている訳ではありませんよ、誤解なきよう・・・・てへ)
気持ちで入る演技のお手本とも言うべき、なりきり感。
川口 新吾さんは、新たなるウザキャラを真摯にぶちまけておられた。
ああ、この方向も行ける方なんだ。
ゆったりとしたツンツンキャラを邁進してきた新吾さんのコメディエンヌぶりはいい。
手足が長いので非常に滑稽に映り,作品を締める役割を担われた。
映像向きと自分では言われるが、なかなかどうして。
丈太郎さん。
LINX’S の時にも感じた不確定要素。
その気持ちがどうとかではなく、流れるままに、感じるままに、それが面白い作用である事は分かる。
不確定・・・というのは丈太郎さん自身も言われていた事だが、それをコントロールするのではなく・・・とも思っていたが、この作品に関してはキッチリとキャラ付けをしてきたので驚いた。
進化・・・・と思っている。
ほいほーーーーい!というDJの決め言葉が異様に決まる。ええど、ええど!
細見 ケイコさん。
憑依型の演技者。
相変わらずの乗り移りっぷりだ。
だから僕は彼女が好き。
公演後に素直に涙を流す事の出来る真摯さを僕は絶対に忘れない。
BISCOのお二人も、素敵な踊りで心地よかった。
惜しむらくはピアノ演奏者が奥で見えなかった事が残念。
もっと前に出てきても良かったかも。
何というか、この作品には手塚治虫を感じて仕方がなかった。
現代の童話。
現代のファンタジー。
そしてこれこそが、ego-rock!!!
