昨日、墓参りに高速に乗った。
家族4人を乗せて高速に乗った瞬間にガソリンメーターが 【E】 に、なっている事を確認した。
【E】
empty
形容詞:中身の無い・
つまり、ガソリンが空である事を指しているのだ。
ゾッとした。
京都、岡山と車を走らせたのに、ガソリンを入れることを失念していたのである。
今更降りる訳にもいかず、とりあえず行ける所まで行こうと考えた。
ゴール地点は 【大佐(おおさ)】 という場所。
それまでにサービスエリアにガソリンスタンドがあるか?
ぐんぐんと進んだが、その気配はない。
無常にもメーターは赤い線、レッドラインをなぞるようにしている。
ヤバ・・・・・イ。
いやいや、しかしEになってから100キロ弱は行ける。。。はずと誰かに聞いたことがある。
しかし、メーターはゆるゆると・・・・・・
ない。
僕は仕方なく高速道路沿いのガソリンスタンドを探す。
最悪、近い場所で、しかも降りられそうなところで降りて、そこでタンクを借りてガソリンを買って、また返すという事を考えた。
しかし、それがまたない。
どちらもが合致するようなスタンドなど皆無なのである。
最悪の最悪は 止まった時に 【JAF】。
しかしその止まる場所と言うのが問題である。
最悪の・・・・・・・・・というか、身の危険を感じる場所だけは避けたい。
つまり、
山間部を走る高速という事で 【トンネル】 が異常に多いのだ。
トンネル事故
そんな言葉は恐ろしい事故に繋がる恐怖ワードとしてイヤと言うほどの事例を見聞きしている。
そんなこんなでガソリンスタンドの入っているサービスエリアは僕の目的地である大佐にしかないようである事はひたひたと感じていた。
まずい。
もう・・・・メーターが・・・・レッドラインを振り切っている。
血が逆流するのが分る。
トンネルの度にそんな感覚を得てしまう。
そんな恐ろしい振り子のまま、やっと目的地まで23キロ、という地点にまで差し掛かる。
ギリ・・・・・・
ギロギリか・・・・も。
そんな願いの僕。
しかし、
しかしである。。。。。。。。。。。
そんな僕の思いが、ようやくの目的地近くまで続いた。
『大佐 2キロ』
来たーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
僕は賭けに勝ったのだ!
何とか、ここまでくれば大丈夫だ!大丈夫なはずだ。
よし!よし!よし!
そんな気持ちのまま大佐トンネルという最後・・・・になるはずであろうトンネルに入った。
もう少し、もう少しだ。
思わずハンドルを握る手にも力が入る。
と、その時である。
アクセルペダルが不意に力を失くした。
カスッ
あれ・・・・?
まずい、
そう思ったが、何度踏み直しても戻らない。
アクセルから足を離す。
タコメーターの数値がぐんぐんと低くなる。
勿論スピードメーターも低くなる。
もう一度、アクセルを踏む。
少しだけ加速した。
しかしすぐに力がなくなる。
まずい、まずい、まずい、
どうにかトンネルで停車してしまう事だけは避けたい。
思わず腰が動いてしまう。
意味の無い前向きさ・・・・・・・
とにかく力が入る、無くなる・・・・が3回ほど続いた。
出口が見えた。
やった!
もうすぐだ!
そしてようやくトンネルを抜けた。
暗かった気持ちが、死の予感が吹き飛ぶ。
しかも、
下り坂である。
いい、いいぞ!
スピードが乗った形でぐんぐんと距離を稼ぐ。
蛇足がいい感じで前へ前へと向いている。
そうしてようやくサービスエリアへ!
サービスエリアに入りガソリンスタンドへ直行。
こうしてなんとか車は普通に走るようになった。
お腹一杯になった えぶりじょいんぽっぷ、通称ぽっぷちゃんは満足げに快走する。
思った以上に筆が進んでしまったが、皆さんも給油は早目にしましょう。
僕は身を持って体験しました。
命を賭けて・・・・・・(爆)
PS
お墓は高速道路脇のお墓で、永代供養らしいが見晴らしがいい。
ここに眠っているんだと思い、あの時の頃に思いを馳せた。
山肌に雪を残したお墓。
また来ます。