12月27日(日)
ケービーズmeets (平宅亮+上島洋子)×谷屋俊輔×楠亀えり香 spiced with 宮嶋ユオリ 【ハイライト09】
http://www.geocities.jp/kbzoffice/
京都市東山青少年活動センター・創造活動室(東山総合庁舎2F)
13:00
【脚本・演出・出演】
岡野真大
【出演】
平宅亮〔本若(大阪)〕・上島洋子〔本若(大阪)〕・谷屋俊輔〔ステージタイガー(大阪)〕・楠亀えり香・宮嶋ユオリ
【あらすじ】
夢も希望も責任も主義主張もとくになし、ある意味平和な自衛官、水谷(平宅亮)と金子(谷屋俊輔)。二人はある日偶然、隊の極秘プロジェクトのキーを拾ってしまい、さあ大変!…と思いきや、大事件を目の前に、主人公二人は何にもしない・何もできない★ で、謎の少女や凄腕キャリア自衛官や最新鋭兵器が登場し、どんどん話は大きくなって…。果てさて彼らはどこへ逃げるのか、彼らの人生はどこへ向かうのか?!…ケービーズ1年ぶりの公演は、昨年末に劇団火群で書き下ろした新作をバージョンアップして再演☆ ケービーズ流・極小空間&極少人数での「会話するエンタメ」です、乞うご期待!
【感想】
前回ケービーズさん名義の入ったお芝居を観たのは去年夏の 『かわうそくよう』というもので、会話劇というものであった。
それは上品でゆっくりとしたお芝居である。
しかし、
今回のお芝居は極上のエンターテイメントであった!
極小空間&極少人数での「会話するエンタメ」 と、書かれた作品はその言葉通りのものであったのだ。
6人という人数で、結構な人数を演じきる。
その表現方法が非常に小気味いい。
しかもその演じるものが人間だけでなく、戦車から戦闘機へと移行するのだがそれもまた見事!
その戦闘シーン!
肉弾戦が得意の(本若)チームと谷屋俊輔(ステージタイガー)、岡野さんで殺陣をされるのだが、それが見事なドッグファイトを感じさせるのに驚く。
椅子を4脚(実質、手に持つのは2脚だが・・・)使って、また威嚇したりのシーンは緊迫感が生まれ目からウロコの峻烈なシーンであった!!!
凄い。
見事な攻防戦。
2方向に客席が割られ、囲み舞台となった変形舞台。
それが計算されたものであるコトがすぐに分る。
これはとても濃いお芝居であり、極上のエンターテイナーであった!
・・・というか、一本の映画を観たような豊かな気持ち。
これは今年10本の指に入るかも知れない傑作である!!
もっともっと多くの人に観て貰いたいと思う傑作であった!!
またキャストは全員、抜群であった。
今回のキャスティングは誰一人おかしな人は居なく、またそれ以上の仕事を完璧にこなされているだけでなく、先に一歩足を伸ばすかのようなお芝居。
平宅、谷屋さんコンビの主演は鉄板。
侘び錆を含める演技が二人とも抜群のなので、違える訳がない。
土屋役の楠亀えり香さんは初見だが、決して物怖じせずに真正面から二人にぶつかっている。
上島洋子さんはさすが本若!という存在感とパフォーマンス!練り抜かれた身体能力が存在感を後押ししている。
SATインフィニット(戦車)役の宮嶋ユオリさんの無機質だが温かみのあるやり取りには正直やられた。
そして岡野さんがあれほどアクションが似合うとは思いもせずに、嬉しい誤算であると同時に興味も出た。何て底知れない方。これから何度もお話しさせて頂きたい方がまた現れてしまった・・・・・
終演後、岡野さんに少しだけお話しをさせて頂くが、この作品 元は『劇団ショウダウン』で書かれたものらしく、ナツメクニオさんの承諾の元何回か書き直しながら再演を繰り返してきた作品であるという。
なるほど。
熟成された作品であるという訳だ。
だからこそ余計な枝葉がなく、95分というランタイムで映画を観たような気分にさせるのも無理はなかった。面白い。
また再演するような言葉をほのめかしてくれたので僕は熱望する。
そして今度は絶対に色んな人を誘いたいと思った。
満喫♪

