劇117 カン劇cockpit 【HUMAN BEING】 | 日々幸進(ひびこうしん)

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8月12日(水)


應典院舞台芸術祭 space×drama2009参加作品

カン劇cockpit 【HUMAN BEING】

http://www.nodus.ne.jp/~tashima/kangeki/


シアトリカル應典院

17;30

芝居屋たいしろー      観察日記

作・演出:松本大志郎

出演:
伊藤一壮 松本大志郎 上野俊介 田島篤 後藤亜梨紗 川崎直樹 三宅大右 山本鷹也 岡竒絵里子 大久保昇 金子眞弓


【あらすじ】

 「人間の愚かしさとは?」
 「人間の愛おしさとは?」
 「人間の美しさとは?」
 「人間の汚さとは?」
 「人間のあるべき姿とは?」
 1800年代後半に実際に存在した彼「エレファントマン」こと「ジョセフ=メリック」の数奇な運命と、彼を取り巻く人々の姿を、史実を基に<カン劇cockpit的>描写で1から構成し「人間の本質」を浮き彫りにする。そして問いかける。~「What is “HUMANBEING”?」~


【感想】

本当にあった悲劇。

しかし僕は大多数の人間と同じでデビット・リンチの映画であったものしか知らない。

おどろおどろしいホラー色の強い話し。

後は、藤原竜也が主演で舞台があったこと。

それだけが『エレファントマン』で想像できることであった。


そのお芝居をしたい。

松本大志郎さんが今年の最初に話をされていたので興味を持っていた。

幾つかの話にネットで目を通してみると、確かにどれもおどろおどろしく悲しい物語であった。

それがその時代の風潮とも合ったのだろうが、松本さんが一体どのような切り口で来るのか?

それは大きな興味だった。


物語の引力は内側に来るもの。

それもとてつもないマグマの様相。

誰もがその異様な姿を卑下し罵詈雑言を唱える。


だが、その主演のエレファントマンであるジョーゼフ・ケアリー・メリックを演じているのが【山本鷹也】さんの素顔なのである。

風刺である姿なのだが、その姿を他の人間達が少し受け入れ過ぎた所があるように思えてしまった。

もっと石を投げられたり、殴られたり、蹴られたり、近づかないようにしたりと出来たのではないか?

いや、そこを強調してしまうとそれは待った区別の作品になってしまう。

そこだけが僕が感じる違和感だった。


しかし、

そこ以外の作品のボルテージはかなりのものであった。

僕が観てきた【カン劇Cockpit】の3作品目で、旗揚げ公演に近い興奮を感じたのも事実。

その異形なる姿を揶揄し、罵声を浴びせる群集シーンの何とも狡猾な人物配置。

だが、それらは前作までの作品では見られなかった演出法だ。

はっきり言う。

演出法がスタイリッシュになった。

間の取り方であるとか、距離感が抜群だ。

父と母の対比であったり、見世物興行師と担当医のトリーブス。

それらの入りと、はけ、そして舞台中での距離感が絶妙。

それはタンカンと呼ばれる工事現場で使われる足場を利用した立体的な舞台美術にある。

その上下左右での役者同士のアイコンタクトなど心地よかった。


また千秋楽公演。

舞台での役者の演技にも気持ちがこもった演技であると感じた。

僥倖にも稽古を観させて貰った。

そこのシーンが確実にレベルアップしていた。

それも跳ね上がっていた。


最後の母親の出てくるシーンなど美しくて溜息が出た。

衣装から舞台セット、そして役者のテンションから見事に融合していた。


スタッフ、キャストの皆様、本当にお疲れ様でした!

そしてまた次の新しい旅路に心からエールを送らせて頂きます♪



PS

終演後、バラシを手伝う。

その夢のような舞台が短時間の内に普通の会場へ変貌を遂げる。

キャスト、スタッフの手による集団作業。

もくもくとバラシてゆく。

実は手伝うつもりもなく、帰る・・・・・つもりだったのだが。ふと思い立ってしまったのだ。

その理由は大志郎さんに伝えたのだが、それはまた別の話し。


おまけに打上げには参加しないで帰ろうと・・・・思っていたのだが、思いもしない事で参加♪

結果的に嬉しい参加だったのだが♪むふふであった☆

役者、スタッフさんと直に話しの出来る素敵なチャンスですからー♪

松本さん、伊藤さん、中川さん、田島さん、山本さん、上野さん、川崎さん、三宅さん、金子さん、岡崎さん、後藤さん、大久保さん、須川さん、森山さん、他・・・・・

本当に有難うございました♪

途中で終電なので帰りましたが、今頃まだ宴の真っ最中なのでしょうね♪

ではまた♪という訳で☆

これからも、皆様、よろしくお願い致します!!