劇17 真夏の会 【エダニク】 | 日々幸進(ひびこうしん)

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2月11日(水,祝) 


真夏の会 【エダニク】

   
TORII HALL
19:00

脚本
横山拓也(売込隊ビーム )
演出
上田一軒(スクエア )
出演

原真(
水の会 )
緒方晋(
The Stone Age )


【あらすじ】
とある町にある屠場の研磨室兼休憩所。
規格外の黒豚を解体し続ける職人達の憩いのひとときは、
「屠場一日体験」にやってきた親会社社長の息子の為に崩れ去る。

立ちこめる熱気と臭気。乱れ飛ぶ怒号と気遣い。
「生体」が「物体」と化していく建物の中で繰り広げられる会話は、
拭いきれない臭いをまとっていた…。


【感想】
濃密な会話劇だった。
場に流れる空気が、重くしっとりと胸の隅々にまで染み渡ってゆく。
同じ空間に居るだけで、観ているだけにも関わらず、こちらにまで共犯者になったかのような気持ちにさせる。
そんな舞台。
見事な舞台だった。
大人な舞台。
ゆっくりと、しっとりと、艶のある舞台。
その舞台自体に存在する【気】は、とても熱い。

千秋楽、
見渡せば、演劇人の姿が結構おられた。

このドキドキする好カードを、何故もっと観ようとしないのか?
不思議でならない。
これは一般的に普通人が劇場に走るにはどうすればいいのか?
普通に【芸事】を積み上げて披露するだけでは、どうすることも出来ない


どのようなお芝居、お話しを作ろうとすれば、それは細かい取材や調査の上に成り立つ。
今回のお芝居、【屠場】という特殊な環境に僕らが持ちえる知識は及びも付かない。
それほど特殊な環境なのである。
普段、自分達が口にしている豚肉。
それには間違いなく命が宿っていた物体である。
しかし自分達はそれを口にし、美味い美味いと、自らの血肉としている。
いわば残虐極まりない行為のひとつでもある。
また弱肉強食という理(ことわり)のひとつでもある。

だが私達は、それを食していかねばならない。
そしてそれは豚肉という名の 『物体』 であり、『食べ物』 なのだ。
生きているものではなく、殺され、バラされ、スライスされた物体なのだ。

物語はその辺りを、じっとりと、ゆっくりと時間をかけてなぞるように説明をしてゆく。
しかも、そこに居る人間は普通の工場内の人間ではなく、ブランド価値を高めるために手作業で豚を解体してゆく職人達にスポットが当てられる。
そう、規格外の黒豚を解体し続ける職人達。
それが【原真(水の会 )】、【緒方晋(The Stone Age )】のお二人なのである。
しかもそれが色んな事情を抱えながらココへやってきた・・・・らしい。
そんな所にその規格外の黒豚を卸している会社の社長と一緒にドラ息子がやってきた。
しかもこの息子、30歳になるまでニートだったらしく、30歳にもなるので無理矢理こうやって社長(父)に連れ出されてやって来てしまうという設定。
そのドラ息子役を【夏】さんが抜群の感性で演じゆく。




(途中です)