劇122 ムーンビームマシーン 【喋るお城と隙き間小人】 | 日々幸進(ひびこうしん)

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12月28日(日)

ムーンビームマシーン 【喋るお城と隙き間小人】
http://mbm-p.to.cx/

in→dependent theatre 2nd

14:00


Story&Directed by Sarah


CAST
大里秀一郎 梅田喬
中嶋久美子(ムーンビームマシン) 大塚宣幸 (大阪バンガー帝国) アミジロウ(怪傑ラッキーランドセル)
和田雄太郎 HISAKO(劇団●天八) 竹村晋太朗(壱劇屋)
Sarah(ムーンビームマシン) 松浦由美子 山下敦子 迅 小山健一

SPECIAL GUEST
伊藤えん魔(ファントマ)*声の出演

ナツメクニオ(劇団ショウダウン)
森健太郎(i_garden)

MAGICIAN
魅優

DANCER
鈴田望 長崎奈央子 山川優子



日々幸進(ひびこうしん)-むーんびーむ





進化型演劇プロデュースと名打っている公演。

今回は滑り込みで観劇!
観れて良かったと心底思った公演!
面白かったです!

観に行く予定にはしていた。
それは色んな奇蹟の要素を含んでのものなのだが・・・・・


していたのだが、

そう、Baku-団の、ぶとおしチケットの存在の事である!
当日16:00からの公演を観たかったのである。
・・・で、14:00から観てそちらに間に合うのかどうか?
そこが僕のスタート。
諦めるか?贅沢にどっちもガッツリいくか?
ガッツリいった!
行かせて貰った!!


そして至福が僕に訪れた。


まず特筆すべきは世界観。
それは舞台美術:西本卓也(Giant Grammy)様の美し過ぎるセット!照明:奥村誠志郎(M.C.S.)様の美麗なる放射線。マジシャン、ダンサーと幾つもの複合性が絡み合う快感!
そうしたものがシャープに絡み合っているのが堪らなかった。
勿論、僕は今までにダンサーと融合した舞台を 観た事がある。

しかし何かが違う。

今回は城に潜む魔物、ザラストロから放たれる、目・耳・口 イメージの具現化として舞い踊るダンサー【鈴田望】【長崎奈央子】【山川優子】さん達の何と艶やかで優美なコトか!

演者達には見えないテイで行なわれる舞踏。

その奇妙な違和感が心地よいのだ。


しかしその印象的な悪魔ザラストロを 怪優 【伊藤えん魔】さんが演じられているのだが(声のみの出演)、エフェクトがかかり過ぎて聞きにくいのだ。なんと勿体無い!

TVや映画ならまだいいが、舞台のような生もので聞きにくいのは少し辛い。

勿体無い事の上なし。だが、えん魔節は健在。やはりいい!

来月、シアター・ドラマシティにて ファントマ 【ジョリー・ロジャー】が行なわれる!http://www.fantoma.info/  これは楽しみ!COMING SOON!


それから効果的なシーンに挟み込まれる 【魅優】さんのマジックもいい。

タイミングが抜群。

しかも美しいマジシャンであるコトが何よりも効果的。

ヤバス。

まずアキラ役の 【梅田喬】さん。

そのアクトリーグで培った武器は無尽蔵。凛!とした出で立ちにしばしウットリ。

衣装のカッコよさもだが、ニヒルな笑顔と魂の叫びを胸にこちらも身を乗り出さずにはいられない。いい。


シェナ役の 【中嶋久美子】さん。

稀代の詐欺師。その魅力を存分に発揮したやり取りは【魅惑】という言葉が似合う。
すらりとした肢体を魅せる衣装も抜群!


ドードー役の 【竹村晋太郎】さん。

誰からも愛されるキャラクターを最大限の笑顔で迎え撃った。

だからこそ緊迫したところでも慰安を僕らに差し出してくれている。

だから、ありがとうございます!


マリア役の 【迅】さん。

疾風迅雷の『迅』だ。まさにそう!しかもそれは役名であるマリアさまである気高さをも有していた。
幾つものコンプレックスを、どうすることも出来ずに、もがきながら前を向く素敵な役。

今の迅さんにピッタリの役だった!おめでとう!


ジョバンニ役の 【松浦由美子】さん。

この作品で気持ちの良い癒しの勢いを感じてニヤニヤしてしまいました。

「どっちに行ったぁ!」のやり取りにニヤニヤ。

またそうした素っ頓狂なやり取りが似合う!


ラウラ役の 【Sarah(】さん。

ある方から聞いたのだが、言葉や仕種、全てに『残り香』『余韻』を残される方だと。なるほど。その出で立ちから立ち振る舞い全てに『気』が流れ出している。

それが『芸事』で生きる為に一番必要な要素である事にとても強く思う。
美しく、迂闊に触れたら大火傷を伴う。
魂で付き合わなければいけない華。


夕闇 役の 【アミジロウ】さん。

そのポテンシャルはアクトリーグでのアクトで実証済み!

哀愁と熱情の交差点を渡りきる超人である。

舞台でこそ栄える男樹!

カッコイイ!


真昼 役の 【山下敦子】さん。

愛らしい人形と共に壇上に上がる真昼ロリータ。

人形に語りかけ話す事ができる奇怪な人格。

そうした役柄を唄うように演じられた技量が眩しい。


真夜中 役の 【HISAKO】さん。

凛!この方にも美しき牙が混在する。

その仕種の優美さにやはり慄然とする。


ウィリアム公 役の 【小山健一】さん。

印象的なシーンを積み重ねる。

やはり姿勢は大事だと強く思う。それが出来るからこそ、印象的なのだ。羨ましい。


ロイ 役の 【和田雄太郎】さん。

その身体能力の高さが素晴らしい。兄貴を強く思う気持ちに満ち溢れている!!

そうした思いが舞台上に蔓延している事がニヤニヤの誘発剤。

僕のお気に入りの役者さんがまた一人!

嬉しい出会いだった!


ジェイク 役の 【大塚宣幸】さん。

『コメディユニット磯川家』にて抜群のコメディエンヌぶりを発揮されていた大塚さん!

違う。その細やかなコメディエンヌさのエッセンスを上手く絡めている渋くカッコいい役である。

なるほど、そのすらりとした長身から放たれるカリスマ性は積み上げてきたものの強みだろう。

多分、貪欲。

だから好き。

これからも僕を楽しませて欲しい♪期待している。


国王 役の 【森健太郎】さん。

アクトリーグ監督で猛将と呼ばれる名物監督。

流石の貫禄。観ていて安心する事すら忘れるぶち切れのハッスル!

やっぱり好き!


クルツィオ 役の 【ナツメクニオ】さん。

劇団ショウダウンの主宰でありながらも客演をするフットワーク。

エンタメ系を自負する所以だろう。

だからこそ揺るがない演技が素敵!


そして主演である。

ゼロ・レヴァンテ 役の 【大里秀一郎】さんである。

僕が彼を観たのは2年前。

【2006年 北野演劇祭 その2  ジラフスタイル】

http://ameblo.jp/mkca/entry-10017640116.html
という日記にも書いたことがある。この時の彼は22歳。

その時の鮮烈な姿に僕はとても驚いた。後で聞くとコレが彼のデビュー作であったという。

デビュー作で主演?

それから時が流れ、劇団ショウダウンにて彼の活躍を観る事になる。

その演技スタイルは僕の心を揺さぶった。

・・・・で、今回の役だが、大里さんのいい所が奔流のように出ている。

僕は彼の叫び方、声の出し方が好きだ。一言で言うなら僕の琴線に触れる。

そして今回の役は何と遡る事、11月25日に主演のキャスト変更を余儀なくされた事が発端らしい。

http://mbm.blog.shinobi.jp/Date/20081125/1/

という事は、12月の27日からなので1ヶ月しか時間がないという事である。

それまでに(10月後半頃)チラシは出来上がっている訳だから、他の演者達は既に稽古に入っている。

怖い。

こうした状況は僕からすれば焦りと恐怖以外のものでもない。

それを克服して、ここまで作品として昇華させた大里さんに心から敬意を評するものである。

これから先、ムーンビームマシーンがどこへ向かうのか?

先が楽しみな劇団がまた一つ!

至福の時間よ、これからも宜しくです!!