おもはゆい 現(うつつ)の流れに気付く
命の輝きに 君まどいし夜しぐれ
叶わない 思いし水面(みなも)の姿
心のよるなべき さかいに写る月影
まどいし うつろな夢の跡の 面影の光り 追い求めて
遥か雲の 切れ端かかる手に つかめぬは つたなき思い
幼き日々 繰り返した 影踏みを今も 見知らぬ街と揺れる
その優しき 瞳が欲しい それだけだったはずなのにも
届かぬ声 届かぬ夢 思い遥か 闇に埋もれ
先ゆく人の後姿を いつしか追い越してゆくのか
繰り返す 思いは常に一筋
光りの道標 そこにあるは桜の陽
たそがれて かすれてゆく 君の影
喜びも悲しみも 幾年月
限りなく 続く月の調べたち