12月6日(金)
第24回公演
芝居小舎 【泰山木の木の下で】
http://www.oct.zaq.ne.jp/shibaigoya/
ワッハホール(ワッハ上方5F)
19:00
【作】小山祐士【演出】芝本正
芝本正、小西由貴、松のりひこ
柳沼周平、安積艶香、関本聖
朝見浩代、宮津絵美子、中谷昌代
古トシキ、明田奈緒美、魚津孝明
空田浩志、大島忠雄
田井義弘、永田哲也、早坂理恵、結城忠昌
小継梨紗、岡優介、後藤凪彩、金谷海周
出口朝花、野村梨恵
辰巳邦彦、KOJI
観劇前、11月1日に 芝本正さん、小西由貴さん、魚津孝明さん、古トシキさん、チャンさん、らと御飯を食べる機会を得た。
芝本さんは、今度の芝居に賭けている旨を語られた。
その時の芝本さんは饒舌で、舞台の上で大きく見えていたが、居酒屋の中に在ってもその存在は大きいように見える。
その言葉に吸い込まれるように劇場へと足を向けた。
物語は広島の原爆をモチーフにされた二次災害的な話しだった。
テーマは重く、語りも軽いものではない。
しかも主人公である 神部ハナ役 の 【小西由貴】さんの存在感は圧倒的。
上手い。
上手過ぎるのだ。
そしてもう一人の語り部、木下刑事役の 【松のりひこ】さんの抑えた演技なのに、声が響くのは凄い。
まるで二人芝居。
二人の濃厚な空気が舞台を満たす。
他の登場人物もそれぞれに見せ場で舞台を賑わかすが、もしかしたら二人芝居での公演もありえる公演であったかも知れない。
ハナという人物を中心にするならば、もっとハナを浮き上がらせて欲しかった。
?????
何が足りなかったのか?
不思議でならない。
髪を垂らした女役の 【関本聖】さんの献身的な美しさ。
磯部の奥さん役の 【安積艶香】さんの健気過ぎるたおやかさ。
須崎刑事役の 【柳沼周平】さんのサムライチックな無骨さ。
漁師の女房役の 【中谷昌代】さんの紛れもない漁師の女房ぶり!
など、各々の分担を十二分に発揮していた。
わからない。
ただテーマになった【原爆】の愚かさなどは胸に突き刺さった。
僕がいつか書き綴らなくてはならない【原爆】の物語。
その欲望的暴発が観ている時に何度も起こった。
しばらくその物語に手を付ける事はなかったのだが、やはり書かなければならないのだと確信した。
ふつふつとその思いが溢れてきたので、失礼ながら芝本さんにその事を伝えると普通に僕にある言葉を言って頂けた。
『その話し、いつか芝居小舎でやらせて貰ったらいいですね♪』
くらり
眩暈がするほど嬉しいお言葉。
例え、リップサービスだったとしても、そう思わせるに足るものを刻み込みたいと心から思う。