その昔、
僕が小学生だった頃、【野良犬」 や 【野良猫】 は、結構いた。
うん。
それは・・・・・・・色々な面で、とても開放的で、ゆとりがあったのだ。
それがいつの間にか・・・・・・・・
居なくなった。
そう、居なくなったのだ。
ここ最近、
野良犬に関しては、市や行政の努力のかいもあって、ほとんど見たことはない。
だが、
野良猫は、やはり・・・というかその敏捷な行動のせいか、居る。
それが、田舎であろうと、都会であろうとだ。
そしてそうした猫はほとんど人には懐かない。
当たり前だ。
人は敵なのだ。
自分を淘汰し、殺そうとする敵。
だから、
するり、と
逃げるのだ。
猫。
そんな野良猫らしい野良猫に久し振りに昨日会う。
尼崎の仕事現場に居た猫ちゃん。
薄汚れて、咳が止まらない猫。
足の汚れ・・・・いや身体中が汚れている。
少し怪我をしているようで血もにじんでいる。
必死になって自分の身体を舐めている猫ちゃん。
僕は、するりと至近距離1mの所に立つ。
舐め終わった猫は、ふと前を見上げ僕の姿(人間)にギョッとする。
僕がニヤリとすると、しばらくの間ジッとしている。
そして、ゆっくりと僕に近づき手を舐め始めた。
身体中が砂や埃にまみれている。
身体を撫でてやる。
目をつむる。
横になるので咳が、ひゅうひゅうと音になる。
しかし、可愛い。
遊んだのは少しだったがスグにどこか行ってしまった。
たくましく生きておくれ♪Baby☆