ピースピットEXTRA-04 【劇団鳩座】 | 日々幸進(ひびこうしん)

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8月18(土) 19:00


ピースピットEXTRA-04 【劇団鳩座】

http://yaplog.jp/suemitsu/archive/1330


作・演出:末満健一
出演:中野裕貴 井田武志 立花明依 菅本城支 佐藤博昭 森口直美 治田絵里子 延命聡子 丹下真寿美 近藤ヒデシ 湯浅崇 末満健一
日替わりゲスト:木原勝利(16日) 田所草子(17日) 田渕法明(18日) 赤星マサノリ(19日)

【ハトブロ】http://blog.livedoor.jp/hatoza/


結成8年、公演回数ゼロ、劇団員あんまりやる気なし。それが劇団鳩座。日々稽古場に集っては演劇もせずにうだうだと趣味に興じるどうしようもない人々の体たらくを笑う。ピースピットの自由闊達変幻自在なナンデモアリコメディが無駄にテンション高く参上。夏のバカ演劇! おばけも出るでよ!!


無駄にハイテンション!

その、あおり文句に偽りのない素晴らしい濃縮劇!

どこを切っても面白い!

作、演出 の末満さんが目指した舞台版 【サザエさん】 は、とんでもない熱を孕みつつ、もんどりうって舞台上にぶちまけられていた。


まずキャラクターありき!

見よ!この個性の塊の如き面々!!


雪村ペコ 劇団鳩座の劇団員。食べる事が生きがい。

黛クンペイ 劇団鳩座の新人。ペコに一目惚れ。

ペギー宇野山 鳩座の古参メンバー。座長の過去を知っている。

尾美園ハルコ 鳩座の製作ガール。実は尾美園財閥の令嬢。

二階堂レンジ 稽古場をスポーツジム代わりに利用する会社員。ハルコが好き。

雛鳥マユリ 稽古場ビル1階にあるキャバクラのホステス。酒好き。

大家さん 稽古場があるビルのオーナー。麻雀好き。

犬飼犬衛門 鳩座の面々がよく客演する劇団 『犬の砦』 の主宰。

ワン・チャイ 稽古場に出入りする謎の拳法家。

恐子 稽古場に住みつく自縛霊。

安齋エリザベス コスプレ好きの腐女子。通称コスプレのエリー。

鳩野鳩乃輔 鳩座の座長。私生活が謎に包まれている。


このキャラクター達が舞台狭しと駆け巡るのだ。

面白くない訳がない。

いや、語弊があった。

全ては、それを動かす為の潤滑油、演出が活きてこその舞台だ。

関西小劇団の舞台界において、僕の見解だが 【極】 にある演出家が二人おられる。


一人は 【劇団 PEAPLE PARPLE】 の 『宇田学』 さんと、

この 【ピースピット】 の 『末満健一』 さんである。


二人の演出はスピーディかつ大胆で、メリハリが効いている!

そして・・・・根源にあるアニメ魂が同じなのか、よくアニメのオープニングのような音楽に合わせた踊りを入れる。

それが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・たまらない!!!

たまらないのだ!

今回のオープニング映像も、スチール写真も素晴らしい出来で、唸ってしまう!(さすが森さん!)


後ですね・・・・・この公演は、8月16日~19日で全部で6回公演なのであるのだが、この鳩座は15分の1エピソードで4本立ての作品という変則的な作品なのである。

しかもパンフレットを見て初めて分かるのだが、全部で14エピソードあるらしいのである!

それを改めて書き出してみる。


 1、『雛鳥さん、占いに凝りはじめる』

 2、『涙のバースデイパーティ』

 3、『犬飼くん、天国へいく』

 4、『鳩から生まれた鳩太郎』

 5、『ペギーさん、餅を喉に詰まらせる』

 6、『遠足にはなかなか出発できない』

 7、『裏腹は表裏一体のリバーシブルな光と影なのだ』

 8、『虎山虎次郎の気楽な生涯』

 9、『恐子さん、除霊なる危機!!』

10、『ホストがやってきた!』

11、『クンペイくん、恋の最終決戦!』

12、『始発がきたら家に帰ろう』

13、『犬飼くん、宇宙にいく』

14、『恐子さん、生き還る』


紫色に塗られたものだけ(1,2,11,12)を観劇したのだが、他の作品も絶対に面白そうである。

嗚呼、僕はまだ10話も観れていないのだ!

驚きが走る。

あの濃厚な時間がまだまだ残っているだなんて!

全部の回を観劇しないとコンプリートする事は絶対に適わないのだ!

何たることだ!

2時間の芝居を作り出すという事ではない、3時間半の芝居を作り出しているという事で、回数を重ねて練り上げるといったものではない舞台なのだ。

・・・・一体・・・何という事をやらかそうと思いつくのであろうか?

驚き以外の何物でもない。


さて、

『クンペイくん、恋の最終決戦!』

なのだが、日替わりゲストの 【田淵法明】 さんが出演されていた!

これが想像以上に素晴らしいアクトでした!

【#10】 での鬱憤を晴らすかのような激烈な【BLぶり】、つまり 『BOYS LOVE』 であった。

そのいくつものBLのシチュエーションの多彩さは爆笑物!!

これ以上のテンションはない!

絶対にない!

それほどの極上の時間であったと断言する!

佐藤博昭さん演じる二階堂レンジと悪乗り全開で絡むシーンは抱腹絶倒!!

世のBLファンは生唾物のシーンの連続だったに違いない!

そしてその後ろで中野裕貴さんと森口直美さんが二人で萌え萌えしている姿のキュートさが素敵♪


嗚呼、これは・・・・・DVD・・・・・欲しいな!


やっぱり凄い!