はだしのゲン を観て・・・・・ | 日々幸進(ひびこうしん)

日々幸進(ひびこうしん)

日々、自分が楽しくて生きている事を簡潔に記しておきたいと思います♪
演劇、音楽、TVドラマ、映画、バラエティ、漫画、アニメ、特撮、他を色々自分の視点で面白しろ可笑しくね♪

http://www.fujitv.co.jp/gen/index3.html



正直、ここまでの完成度を想像していなかった。

毎年、この時期になると反戦の映画やTVドラマが列挙して放映される。

僕は日本国の人間として、ごく自然にそれらを受け入れてきた。


昭和初期の鬱屈した戦争主義の日本国帝国。

実はこの頃の帝国主義の日本の狂気が、今の時代にリンクしているのでは?と、小学生の時から感じていた事を告白する。


僕らが小学校の時代、学校の図書室には、そういった類の怪しい帝国主義というか、そういった時代の残虐な写真が平気で閲覧できるようになっていた。

子供の僕は原色のTVアニメで笑い転げる反面、学校図書室で日露戦争や、ベトナム戦争に挙げられる、とんでもない写真を貪るように読みふけった時代があったのである。


名も知らぬ兵士が足元に転がる死体の臓物を目の高さまで持ち上げて笑う写真。







また、この広島、長崎の原爆写真集が普通に閲覧できた。

何故、

何故、自分はあんなに熱に浮かされるように、そういった本を読みふけったのだろうか?

恐怖を感じていたから?

憧れたから?

興味本位?

そのどれもが当たりのようで、当たりではない。


そうして、もうひとつ告白するが僕が生まれて初めて書いたストーリー漫画のタイトルは

【神風特攻隊】 であった。


話が逸れた。

とにかくこの時代の恐ろしさがこのドラマには散りばめられていた。


原爆。


僕はこの人間が生み出した悪魔の発明を、自分なりに消化して、ある物語を生み出すことになった。

その物語は、驚くなかれ、僕が小学校6年生の時に思い描きだしたものなのだ。

しかし、その話しはあまりにスケールが大きく、その時の自分ではとても出来るものではないと感じ、ずっと資料を集めたり、自分の中で発酵の機会を窺っていた作品なのである。


自分なりの 【はだしのゲン】 を描きたいという衝動から生まれたこの作品のタイトルは、


【RIGING】


いつか、この作品を世に送り出し問い掛けたい。

だが、この作品を書くにはまだまだ必要な要素が山ほどある。

調べなくてはならない事が山積みなのだ。

あれもこれも・・・・・

そう思って・・・・・・実に30年近い歳月が過ぎたのである。

駄目だ。

駄目だ、駄目だ。

そう感じて、僕はやっと自分の重い腰をあげた。

資料ばかりを追い求めていたら、書きたいものが遠くへ行ってしまう。

だから今年2007年1月1日に、まず初稿を書き始めている。

まだ16枚にも満たない作品の序章部分を書き始めて・・・やはり勉強が足りないことを痛感。

Z33にも数々の指摘を貰ったがキチンと詰めていかなければならない話しだ。


話しが又それた。

問題の 【はだしのゲン】 については又、後日に語ろうと思う。


あの時代について語りだすと様々な思いがあふれ出す。