僕は基本的に高い所は苦手だ。
煙と馬鹿は高い所が好き、とはいうが苦手なものは苦手。
で、
本日、高所の水銀ランプの取替え作業があった。
『一人で行けるやろ?』
社長さんの一言で決まる僕の行き先。
その現場は知っていた。
出来る事なら、行きたくない現場NO,1である。
その取り替える場所は、某ビルの屋上である。
屋上といっても、そこいらにある柵で仕切られた屋上なんかではない。
おまけに屋外階段であがることも出来ず、ましてやエレベーターや、屋内階段がある訳ではない。
僕は現場に着いた時から、ぶるっていた。
で、意を決して屋上へ上がる決心をする。
地上4階建ての雑居ビル。
屋上への上り下りは、ビルの壁に無造作に取り付けられたハシゴである。
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僕は10分以上かけてそのハシゴを 『えっちらおっちら』 上がる。
ようやく上がりきり
下を見る。
これでは少し分かりにくいですね。
ではもう一枚。
そう!
このハシゴには拠り所になるものがないのだ。
自分の腕と足で体重を支え、ゆっくりと天を目指す。
80%ほど上がった所で、腕が痺れてきたところがクライマックスだった。
ようやく昇りきった時には感動が訪れていた。
が、
むっちゃ怖い!
滅多に出来ない体験である事は分かっている。
分かっているのだが、できるなら僕は上がりたくない。
けど、それが仕事だ。
ようやくランプを替え、下に降りる。
降りるのは早かった。
3分はかからなかった。
麻痺したのか、エンドルフィンが分泌したのか、それは謎だが、早かった!
貴重な体験をした。
少し得をした気になった。ははは

