FM802の朝の番組『ハッピー・ファン・レディオ』DJ中島ヒロト の中で 『インナー・スケッチ』 というコーナーがある。マンスリーゲストで毎週木曜日に一月続けて出る。このコーナーが好きだ。
前回ゲストは『武田双雲』で、僕の世界を少し広げてもらいコーナーの作り出したトラパー(波)にまんまと乗せられている気がする(笑)
で、今月のゲストだが、【マギー】 さんである。
http://funky802.com/hfr/innersketches/precioustime/pt_037.html
上のプロフィールを読んで貰えれば分かるが、活動停止中の【ジョビジョバ】のリーダーであり、俳優であり、脚本家である。
今期のドラマ 『ブスの瞳に恋してる』 の脚本を担当している。正直、このドラマは第1話のラスト20分しか見ていないが、稲垣の頑張りもあるが台詞が生き生きしているような気がした。だから、今回のゲストにも少し興味があった。
果たして、このマギーさんの幼少時代のコメントが、なかなかに興味がそそられる内容だったので、ここで紹介したい。
マギーは小学校時代、何と陰湿な苛めっ子の立場であったというのだ。苛められる側ではない。苛める方!つまり加害者だったというのだ。自分が手を下すのではなく、手下に「おい、お前やってこい!」と、顎で人を使うような最低野郎だ。
しかし、そんな彼に転機が訪れる。
転校である。
マギーは一転、新天地にて新しい世界へ踏み出す事になった。
そして転校初日の第一声!彼は戸惑った。
今のままの性格を通すのもいいが、それには土台を固めていく作業が必要だ。しかし小学校時代、そんなものに時間を割くのは惜しい。ならどうするか?
違うキャラにすればいい!
底抜けに明るいお調子者!
『チーーーーーーッス!』
何と大爆笑が起こったらしい。
その時マギーの背中をゾクゾクとした刺激が通り過ぎた。
『これだーーーーーーー!!!!』
マギーは、その時からクラス一のヒョウキンBOYとなったのである。
クラスは自分のステージだと悟った瞬間であった。
遠足の時など、盛り上がる時だからいつもより気合を入れ行く前に『さあ!仕事するか!』のイメージで遠足に臨んだという。(小学生だろ!)
いや、でも判る気がする。かくゆう僕もクラスでヒョウキンBOYの端くれだった。受けたい!と普通に思った。思っていた。
『よく、苛めっ子から、こっちの世界へ戻って来れましたね』 と、DJに言われていたが、本当にその通りだ。
苛めは良くない。どちらかと言えば卑怯で、腐った人間が犯す過ちである。だが、それを拭い去る力が【笑い】にあるという事実は、人間の本質ではないかと思う。
老人センターでも、笑いは長寿の秘訣だと言われているではないか。
そう、
人間は笑えればいい。
みんな笑おう!