読み終わりました。
舞台は杉並・荻窪
↑なじみの地名
シェアハウス
↑興味ある(やることはないと思うけど)
作者は小路幸也
↑以前読んだ本が良かった
読みたくなる要素が3つも

荻窪育ちの少年・佳人は母親を助けて子供のころから家事をしており、ただいまバイト中。特に将来の夢もなく、母親に背中を押されて「シェアハウス小助川」に住むことになる。
このシェアハウスは荻窪の小助川医院だったところで、佳人は幼いころから世話になっていて先生とも顔なじみ。
うーん、最初ね。この佳人は19歳なんだけど、将来の目標も特に決まってなくて、モラトリアム真っただ中というか、なんも考えてない感じなのかな?(´・ω・`)大丈夫?
と思ったのですが、
とってもいい子なのよ。すごく気持ちが優しい。周りに対してちゃんと心遣いができるというか。それも自然に。計算とかじゃなく。目標もない、なんていうのも謙虚さが裏目に出ているんじゃないかと思ってしまう。
そして佳人を含めて6人がシェアハウスで暮らし始める。
その日々が描かれていくんですが、オーナーの小助川先生(タカ先生)と住人達の関係、住人同士の関係、住人達それぞれの過去。色々と、少しづつひも解かれていきます。
そしてある日。
なんつーわけで。しかしこれが佳人の性格のように穏やかに過ぎていきます。
佳人がほんの少しだけ足を踏み出す瞬間、に涙腺やられたなー(。>0<。)
なんていうんだろ。いかにも感動的!とか、そういうのじゃないんだよね。
ほんとに、ふっと足が出る瞬間みたいなの。
佳人は周りの人間関係に恵まれているし、必要なタイミングで良い話があるのも、こういう子だからかな、なんて思ってしまう。いやむしろ、こういう子にはいい事が起こって欲しい(*´ω`*)
「向上心!」だとか「意識高い」とかじゃない佳人は、かえってなんだか安心して見ていられたな。
良い本でした。
そうそう。小路幸也の「ダウンタウン」の主人公も、こういう感じだったよね。
- 荻窪 シェアハウス小助川 (新潮文庫)/小路 幸也

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