読み終わりました\(^_^)/
友だちと、別の友だちにもおすすめされていたこの本。
箱根駅伝を目指す、東京の大学生たちのお話。
スポーツ小説とも青春小説とも言ってもいいかもしれないけど、
陸上をやる上で、箱根駅伝を目指す上で
そこで目指すのは、記録だけでいいのか?
管理された中でやることで満足なのか?
一緒にいるのは仲間でなくライバル。そういう中でいたいのか?
といった部分の問いかけが多く、自分の理想を持っている主将(なのかな?)の清瀬や、高校時代の陸上部に悪い思い出のある走を中心に、個性的なメンバーが陸上に取り組み、そこから「何か」を得ていく様子が丁寧に描かれています。
走が自分に足りないものに気づき、変わっていくのも良いです。清瀬との関係はSOULMATEと言っていいかな。
さらに、清瀬のキャプテンシー、メンバーの個性の把握・コントロール能力は「2014年上司にしたいNO.1」ですね。
こうやって、こういう人(信頼に足る人ね)に乗せられて、いつの間にか夢中になっていくのもいいかもしれない(^_-)☆
何かをやるのに、そこで何を、どう目指すか、というのは何もスポーツだけではないし、もちろん学生時代の部活だけの話ではないので、青春小説でなく自分の身に引きよせて考えることもできるように思います。
相変わらず本は電車の中で読んでいるのですが、涙腺のスイッチ壊れたか?と思うくらい、ちょいちょいやられてました。なんちゅうか、グッとくる瞬間が多いというか。
まぁ、自分がチームスポーツをやっていたからかもだけど。
彼らがこの若さで、個性ある集まりの中で過ごし、得る物もあり色々なことに気づけたのはうらやましくもあります。いや、忘れているだけかも?
そしてこの本を読んでいると、走りたくなります(´∀`)
- 風が強く吹いている (新潮文庫)/三浦 しをん
- ¥907
- Amazon.co.jp