- カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)/道尾 秀介
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「カラスの親指」(道尾秀介・講談社文庫)
さっき、仕事帰りの電車で読み終わりそうで読み終わらず、帰ってきて残りの少しを読んで、読み終わりました。
少し前に朝日新聞で紹介されていて、道尾秀介の本は以前読んだものがおもしろかったので読んでみました。
詐欺師の男タケとテツ2人組の元にころがりこんだ少女。そしてその姉と彼氏も現れ、5人は同居を始める。しかしタケには過去に借金のためにやむなく借金の取り立てをしていた過去があった。その後裏切ったことで借金取りから追われる身となったタケと、借金のために母親を亡くした少女と姉。そして借金のために妻を亡くしたテツが、借金取りに復讐の大計画を立てる。
とまぁ、こんな感じのあらすじなんですが。
なんですが
前半から中盤の、詐欺師2人組の詐欺シーン、増える同居人のあたりまでのなんだか牧歌的ともいえる流れからの、後半の計画と実行への緊迫感。
そして。
どんでん返しにつぐ、どんでん返し。
やられたー
これはやられたー
あぁ~。そう。それ。気づかなかった―
やられたー
ついでに涙腺もやられたー
て感じです。電車の中で涙ぐんでいましたけど、なにか
500ページと私にしては長めの本でしたが、良かったです
おすすめです(宇多さんのマネ