筋たんぱく合成の為にはmTOR活性化条件!血中アミノ酸濃度高さ維持とBCAA摂取はセットです! | 最高のボディメイクの追求とボディデザインの為の科学的アプローチ〜武蔵小杉

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タンパク質、プロテイン、EAA、BCAAによる筋肉合成とmTORとの関連性
 
 

 
☑️筋たんぱく合成には、mTORCという成分の活性化が必要。
☑️mTORC活性化の為には、mTORC活性化条件が、mTORCの抑制条件を上回る必要がある。
〈活性化条件〉
①インスリン分泌
②アミノ酸分泌
〈抑制化条件〉
①エネルギー枯渇
酸化によるストレス
③低酸素状態
④高温化ストレス
 
☑️mTORCのスイッチを押すのはBCAA、特にロイシンとイソロイシン。mTORC活性化条件が抑制条件を上回り、かつBCAAを摂取すると筋たんぱく合成が行われる。
 
☑️BCAAを摂取した際に、十分にアミノ酸=必須アミノ酸9種+非必須アミノ酸11種=たんぱく質)が足りない状態だと、特定の部位の筋たんぱく質合成を起こそうとする為に、別の部位の筋分解が起こってしまう。
 
☑️BCAAを摂取しなければ良い?もしくはトレーニング中にはアミノ酸全部=プロテインを摂れば良い?両方とも違う。問題は、全てのアミノ酸であるタンパク質とBCAAの摂取タイミングと順番。
 
 
〜結論から言うと〜
 
☑️全てのアミノ酸を構成するタンパク質をトレーニング前に摂取。mTORC活性化条件であるアミノ酸を身体に取り込んでおくため。
 
☑️mTORC活性化、筋たんぱく合成を引き起こす為に、血液中に必要なアミノ酸濃度は平常時の1.2倍以上。
 
☑️血液中に必要なアミノ酸濃度を平常時の1.2倍以上にするには、たんぱく質摂取が必要。摂取する成分により、最高血中アミノ酸濃度の高さ、摂取後に血中アミノ酸濃度を維持できる時間、摂取後に血中アミノ酸濃度が高くなるまでのスピードが異なる。
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ホエイプロテインの場合、最高血中アミノ酸濃度は最も高くなり、平常時の2倍以上。平常時の1.2倍以上を維持できる時間は120〜150分。摂取後、血中アミノ酸濃度が高くなるまでの時間は最も速い。
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カゼインプロテインの場合、最高血中アミノ酸濃度は、平常時の1.6〜1.7倍。平常時の1.2倍以上を維持できる時間は180〜210分。摂取後、血中アミノ酸濃度が高くなるまでの時間はホエイプロテインと食事からのタンパク質摂取と同じ。
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食事からたんぱく質を摂取した場合、最高血中アミノ酸濃度は、平常時の1.5倍。平常時の1.2倍以上を維持できる時間は210分〜240分。摂取後、血中アミノ酸濃度は最も緩やか。
 
 
☑️mTORC活性化のBCAAを摂取するのはトレーニング中か食間で血中アミノ酸濃度が維持されている状態の時のみ。血中アミノ酸濃度が維持されていない状態でBCAAを摂取しても、特定部位の筋たんぱく合成と同時に、別部位の筋分解を引き起こしてしまう為。