前回記事では、オーバートレーニングの一歩手前、オーバーリーチングについて書きました。
一般的には、トレーニングボリューム×強度×頻度と回復能力について、個々の限界を超える事は、その身体能力は漸減していきます。
こちらのグラフが、トレーニングでの疲労=身体能力低下と回復について、本来あるべきプロセスで、トレーニング→休息→回復の度に、身体能力が上がっています。
こちらのグラフが、トレーニングでの疲労=身体能力低下と回復について、本来あるべき、プロセスから外れたプロセスで、トレーニング→休息→回復の度に、身体能力が低下しています。
オーバーリーチングとは、個々の限界を超える一歩手前迄、トレーニングボリューム×強度×頻度を上げる事で、身体能力が極端に落ちた後の休息期間に発生する極端な超回復=テーパリングを狙って、短期間で劇的を身体能力を上げるやり方です。
トレーニングボリューム×強度×頻度のグラフの高さでみた場合の、オーバーリーチング→テーパリングのやり方です。上記グラフの中で言うと、横点線が個々の限界点です。
ただこのやり方の注意点を挙げるとすれば、このオーバーリーチングは恒常的にはやるべきではなく、スポーツ選手で言えば1シーズンの中での一部期間、体力・筋力に自信あり一定レベル以上追い込みたいトレーニーが特定の短期間やるやりかたです。
怪我、慢性疲労、体調不良に繋がるオーバートレーニング症候群と隣り合わせのリスクあるやり方なので、万人向けではないかもしれません。
次回記事ではオーバーリーチング→テーパリングを利用したトレーニングプログラムの組み方について紹介致します。