目黒日本大学中学校第2回塾対象学校説明会 | 中学受験国語研究ブログ

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とある大手塾で4年連続ナンバーワンの評価をいただいておりました。中学受験生、その保護者あるいは教育関係者に役立つ情報を提供します。

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今年は日大付属中を熱望するクライアントを抱えているので、情報収集です。

 

さる7月3日、目黒日本大学中学校・高等学校の塾対象説明会に参加しました。今回はその概要をお伝えします。
一、井原 渉校長のお話
1、建学の精神は「質実剛健・優美高雅」、教育理念は「しなやかな強さを持った自立できる人間を育てる」である。
2、この4月から日本大学の付属校となった。したがって、
①1年と2年・3年との間には学力の格差がある。
②今まで女子が主導権を取ってきたが、1年においては男女の共同が目立つ。活気が出てきている。
③クラブ活動や生徒会活動が活性化している。
3、日本一挨拶ができる学校にしたい。私自身が毎朝7:30には校門に立ち、挨拶指導をしている。
4、楽しくなければ学校じゃないと思っている。一方でルール・礼儀を守る指導も行っている。
5、素直で明るく元気で、目に光を持つ生徒になって欲しいと思っている。
 
二、中学部長 片岡 康二先生のお話
1、中1入学者数は男41名、女子37名。高1の新入生は343名。
2、入学後も勉強させる体制を作っている。
①月曜日に定期課題を出題、金曜日に回収。
②①の学習を確認するテストを毎月行う。5月は国語。今年の合格率は17.5%。全員が合格するまで追試を行う。このテストの結果、生徒の学習に関する姿勢が改まり、6月の数学のテストでは合格率56.5%であった。
③中学生、高校特進クラス生(日大ではなく、国公立大進学を目指すクラス)では、「学習支援センター」の利用を必修としている。そこでは、専属職員を配置し、学習状況を把握するとともに、常駐のチューターによる質問対応を行っている。生徒は一人一人の学習予定表を作成する。また受付にてIDカードをスキャンさせ、日々の学習時間を記録、退出時の保護者通知を行っている。
④英語教育にも力を入れている。生徒に配布してあるiPadによるオンライン英会話、体育・音楽・HRなどにネイティブの講師が参加するイマージョン教育、海外留学プログラムを完備している。中3のオーストラリア1か月留学は全員参加のイベントであり、学校で培った英語力を試す場となっている。
⑤学年ごとにテーマを定め、IP教育、探求学習を行っている。高等学校では企業のインターンワーク(企業からの指令(例 JAL 「10年後の未来に若者がJALに乗りたくなる企画を考えよ」)に対し、グループで企画・立案・プレゼンをさせる。
⑥ポートフォリオに残せる学習内容を多くしている。
 
三、教務部長 大城 亮先生のお話
1、高等学校のクラス編成は、以下のとおりである。
特進(2クラス 国公立など超難関大を目指す。国公立大学受験の場合は日大推薦権保持。日大を滑り止めにできる)
N進学(6クラス 日本大学進学を目指す。部活なども重視)
スポーツ( 1クラス 日大スポーツ科学部などとの連携、スポーツ活動との両立を目指す)
芸能(1クラス 日大芸術学部などとの連携、芸能活動との両立を目指す)
2、日本大学への推薦入学は
①日本大学基礎学力定着度テストの成績で決まる。出題範囲は教科書。それは高1の4月、高2の4月、高3の4月、高3の9月に行われる。最終回のみ英数国理社。他は英数国。記述式問題も出される。第3志望までエントリー可能。おおむね上位80%の成績なら日大への推薦権が与えられる。
4月のテストの結果、現在、本校では高1の19%の子が日大に推薦入学できないかもしれない。今後は特別対策授業・基礎学力到達度テストの模試を行うなど指導を強化していきたい。
②また「付属校特別選抜方式」もある。これは各学部・学科の基準を満たすことが必要で、定員があり、併願は不可能である。
 
四、広報部長 天野 正貴先生のお話
ここでは中学入試関係にしぼってお伝えします。
2020年度中学入試について
第1回 2月1日午前 国・算、あるいは国・算・理・社、あるいは適性検査型
第2回 2月1日午後 算・理入試(集合時間は14:50)
第3回 2月2日午前 国・算、あるいは国・算・理・社、あるいは適性検査型

第4回 2月4日午後 国・算

 

1、受験料は2万5千円。1回の受験料で複数回の受験が可能。

2、全日程WEB出願。WEBで即日合格発表。

 

昨年は不祥事に揺れた日大でしたが、少なくとも現場の志気は高いと感じました。一人一人を丁寧に見てくれる学校です。

 

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