2022年10月5日 サントリ-ホール 19:00

ラトル指揮/ロンドン交響楽団演奏会 

 

シベリウス:交響詩『大洋の女神』 Op. 73
シベリウス:交響詩『タピオラ』 Op. 112
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(B-G. コールス校訂版)

 

・シベリウス交響詩「大洋の女神」、「タピオラ」

コリン・デイヴィス&ロンドン響のシベリウスの交響曲をLPで持っている、このオケはシベリウスの北欧の自然の情感や透明感を表現するのが得意。

ラトルのシベリウスへの音楽の理解能力の高さもあり交響詩は名演、このままでもライブのCDを出せる水準の高さ。

 

・ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(B-G. コールス校訂版)

ブルックナ-交響曲第7番の第2楽章は荘重なメロディ-の名曲。

ブルックナ-の弱点の曲の脈絡が曖昧で不自然な流れはこの曲では感じさせない。

曲の細部まで深読みするベルリンフィルの首席指揮者だったラトルの表現力が発揮されていた。

2019年に聴いたティ-レマン/ウィ-ンフィルのブルックナ-交響曲第8番の美音の響きにかなわないがロンドン響の金管楽器の水準は高い。

弦楽器や金管楽器の音の厚み、豊かさ、迫力、表現力は日本のオケを上回る。

 

サントリ-ホ-ルの2階LB3列のA席,2階左バルコニ-。

サントリ-ホ-ルの響きは美しく楽器音は生々しく聴こえた。

ときおり遅延音が歪っぽく聴こえることがあった。