2022年8月23日19時

第620回読売日本交響楽団定期演奏会 サントリ-大ホール

モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K.595

マーラー:交響曲第9番 ニ長調
指揮=ユライ・ヴァルチュハ

ピアノ=アンヌ・ケフェレック

 

フランスのピアニスト、アンヌ・ケフェレックのモーツァルトのピアノ協奏曲第27番を聴きに行く。

期待にたがわず素晴らしい演奏。モーツァルトの美感をあますことなく発揮。

素直な演奏解釈、タッチの美しさ、曲後半にppからクライマックスを構築した老獪ともいえる曲の深読みと演奏。

聴いた中では過去最高のピアノ協奏曲の体験だった。

使用ピアノはスタインウエイ

 

マ-ラ-の第9番の交響曲の演奏は最終楽章は聴き応えがあった。

オケはミスが目立たず金管も日本のオケとしては水準が高い。

技術的に水準は低くはないが海外の一流のオケに比べると響きの美しさと音量が不足。

 

第3楽章迄は内声部の響きが豊かに聴こえなかった。

コンサ-トマスタ-の長原幸太のヴァイオリンの美しさと首席フル-トのドヴリノヴの音が

はっきり聴こえた。