2024年2月7日午後2時 サントリ-ホ-ル 赤坂

ワルシャワ・フィル演奏会-1  

・ショパン  :ピアノ協奏曲第1番 ピアノ亀井聖矢

・ベ-ト-ベン:交響曲第7番

指揮 アンドレイ・ボレイコ(1957-)ポ-ランド系ロシア人

 

・ショパン  :ピアノ協奏曲第1番 ピアノ亀井聖矢

亀井聖矢の演奏は自発性が高くショパンの母国ワルシャワ・フィルに堂々と自分の音楽解釈の演奏で臆するところが全くなく演奏を楽しんでいるかのよう。

伝統的な演奏の少し古風な響きのワルシャワ・フィルと対照的なモダンな明るい音色のピアニズムの演奏の対比は新鮮だった。

ピアノはスタインウエイ。

 

・ベ-ト-ベン:交響曲第7番

演奏は激しい強弱のメリハリはなく管弦楽の響きにも派手さはなくチェコ・フィルのようにしっとりした温かみのある音色。

昨年10月の大野和士/都響のメリハリの強い演奏と比べ古風に感じるワルシャワ・フィルの音色で指揮者アンドレイ・ボレイコのオーソドックスな演奏は聴いていて落ち着く。

ホルンやトランペットで時々ミスはあるがフル-トやオーボエの女性演奏家の活躍が目立った。

合奏の水準は高く管弦打楽器の音色は揃って均質性が高い。

トランペット、トロンボ-ン、フル-ト、ティンパニ-、ファゴット、コントラバスの音がはっきり出て合奏の上手さで日本のオケを上回る。

 

座席は2階RB1列11番 S席、バルコニ-2階右の1階最前列横付近。

第1ヴァイオリンなど残響で高音が強調されず楽器の音量のバランスが良くサントリ-ホールの中で好きな場所。

 

所々空席はあるが座席は9割以上の入り。