2024年2月4日午後3時 東京文化会館 上野

NBS 旬の名歌手シリ-ズ 2024-Ⅱ

フアン・ディエゴ・フローレス&プリティ・イェンデ オペラ・デュオ・コンサート

ミケ-レ・スポッティ指揮東京フィル

フアン・ディエゴ・フローレスは1973年ペル-・リマ生まれ。

ベルカントのテノ-ルとして名声を得ている。

プリティ・イェンデ は1985年南アフリカ共和国生まれ、2013年に

METでフローレスと共演。2023年英国王の戴冠式で歌った。

ロッシ-ニ、ドニゼッティ、グノ-のオペラから選曲、フローレスとイェンデとも声質の水準は高く超高音合戦となる予定だった。

プリティ・イェンデのドニゼッティ「連隊の娘」から「フランス万歳」は喉はかなりタフでコロラトゥ-ラ歌唱後も最後まで声の艶は保持されていた。

華麗な声だが第2のキャサリン・バトルといえる一歩手前か。

 

フアン・ディエゴ・フローレスのドニゼッティ「連隊の娘」からハイCを9回連続で歌う“ああ!友よ!"Ah! mes amisを聴きたかったが喉の不調で他の曲目に変更。

 

しかしアンコ-ルで歌ったポピュラ-な「カタリ・カタリ CORE N'GRATO」と「ベサメ・ム-チョ Be Same Mucho」の本人のギタ-伴奏の歌唱力の高い柔らかい声に聞き惚れた。

 

1993年生まれの指揮者ミケ-レ・スポッティ/東京フィルは若々しくきびきびした好感が持てる演奏だった。

 

座席は5階L2列12 番、5階左のバルコニ-席で舞台の左半分が見えない。オケは第1ヴァイオリンがはっきり聴こえないが歌手の声は比較的明瞭に聴こえる。

 

座席は7割くらいの入りで3階のバルコニ-席は空席が多い。

 

第1部

ロッシーニ:歌劇「ラ・チェネレントラ」序曲

ロッシーニ:歌劇「ラ・チェネレントラ」“そう、誓って彼女を見つけ出す” フローレス

ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」“今の歌声は” イェンデ

ロッシーニ:歌劇「オリー伯爵」二重唱 “ああ!なんと言うあなた様の高徳への”~“あの無謀な人が私達に好かれようとしても”イェンデ&フローレス

ドニゼッティ:歌劇「ロベルト・デヴェリュ-」より序曲

ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」より二重唱 “裏切られた父が眠る墓で~そよ風にのって”イェンデ&フローレス

第2部

グノ-:歌劇「ロメオとジュリエット」より

「ジュリエット家の庭園」 間奏曲

“恋よ恋よ!ああ太陽よ昇れ フローレス、私は夢に生きたい イェンデ

“わたしは、貴方をお許しいたしました~ああ、結婚の夜“”イェンデ&フローレス

 

ドニゼッティ:歌劇「連隊の娘」より

序曲

”富も栄華の家柄も”~”フランス万歳!イェンデ

”何ですって?あなたが私を愛している?”イェンデ&フローレス