新国立劇場
バレエ『くるみ割り人形』
【クララ/こんぺい糖の精】廣川みくり
【ドロッセルマイヤーの甥/くるみ割り人形/王子】速水渉悟
新国立劇場バレエ団
バレエ『くるみ割り人形』は
クリスマス・イヴにくるみ割り人形を贈られた少女が、人形と共に夢の世界を旅するという物語
バレエ音楽のチャイコフスキーの「くるみ割り人形」は夢見心地の世界を美しいメロディ-で表現した名曲。
主役の廣川みくりさんは2023/2024シーズンからソリストに昇格し今回主役に抜擢され、初めて全幕主演デビューの日。
少し演技にぎこちなさはあるが初々しく可愛らしい演技だった。
バレリ-ナ達の雪の場面や花のワルツの群舞シ-ンは目に美しく印象に残った。
舞台美術は川口直次さんが担当、前歴はNHKの大河ドラマの美術担当。
アニメ的な雰囲気でファンタジ-の世界を描き素早い舞台転換の後に雪が降ってくるシ-ンは特に印象的。
指揮者のアレクセイ・バクランはバレエと音楽の両方をコントロールしているかのようなアクション。
ノリの良い心地良いリズム感でダンスをサポ-ト。
金管楽器の破綻がなく終始気を緩めない東京フィルの演奏は水準が高く好演。
座席は4階 1列 42番C席。4階右の最前列。
バレエのダンサ-の表情は見えないが音の響きはサントリ-ホールと比べ低音が増強され響きは同様に美しい。
【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
【振付】ウエイン・イーグリング
【美術】川口直次
【衣裳】前田文子
【照明】沢田祐二
【指揮】アレクセイ・バクラン
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
【合唱】東京少年少女合唱隊