2026年5月30日午後2時 みなとみらいホール 

指揮:ペトル・ポペルカ
ピアノ:角野隼斗
ウィーン交響楽団

曲目

■ドヴォルザーク:序曲『謝肉祭』Op. 92
■ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調

ピアノ:角野隼斗

角野隼斗・アンコール

■ガーシュウィン:パリのアメリカ人より

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■ドヴォルザーク:交響曲第9番 「新世界より」

アンコール

■ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 Op.72-2
■J.シュトラウスⅡ:ポルカ「雷鳴と稲妻」

■ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調

ピアノ:角野隼斗

先日の藤田真央は独特な解釈はしますがクラシックの伝統的な演奏の範疇でタッチは明瞭でピアノの響かせ方が美しい。

 

今日の演奏会のメインは角野隼斗のラヴェルのピアノ協奏曲ト長調。

角野隼斗の演奏はショパン演奏の時のような正統な解釈ではなくジャズ系の新しい要素が入ったハイブリッドの演奏に感じた。

タッチがクリスタルのような透明感が要求されるラヴェルのピアノ協奏曲では角野隼斗の響きは少し花曇りの響き。

リズム感はジャズっぽいフィーリングで生命感があってしなやか。

 

演奏解釈は伝統的なクラシック音楽を否定しているわけではなく第2楽章で聴かれたようにピアノの美感を大事にしていた。

新鮮な角野隼斗の演奏から新しい演奏像が生まれはじめているような印象。

世界のピアニストとして活躍が大いに期待される。

 

■ドヴォルザーク:序曲『謝肉祭』Op. 92

■ドヴォルザーク:交響曲第9番 「新世界より」

■ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 Op.72-2

◇ペトル・ポペルカの指揮

ポペルカは1986年チェコ生まれでドレスデン・シュターツカペレのコントラバス奏者から指揮者に転向し2024年からウィ-ン響の首席指揮者。

N響の指揮でもリズム感は良く、快活で音楽は生き生きと躍動する。

自分の意図どうりにオケへ演奏させられるようだ。

ドヴォルザークの解釈は深くフレ-ジングの要求は細かい。

チェコの郷土色豊かな血の通った情感たっぷりなドヴォルザークは好演。

 

◇ウィ-ン響の演奏について

強弱のメリハリをしっかりつけて自発的な表現力がある。

弦楽では第1コンマスはモルドバ出身ドゥミトル・ポチタリさん?は美音。

コンマス横フォアシュピーラーは日本人の第3コンマス松岡井菜(まつおか・せいな)さんのようだ。

チェロの首席奏者からはしっかり音が出ていた。

全体的には弦楽の響きは密度が薄く感じた。

木管はドヴォルザークの曲では安定感はあったがラヴェルの協奏曲ではぽろぽろミスがあった。

金管は都内のオケより上手く安定。佐渡裕が指揮したトーンキュンストラ-菅同様に音は美しい。

打楽器は日本のオケよりリズム感が良いがノリは軽くはない。

 

◇座席

3階バルコニ-右,RB1列C席。各楽器の音ははっきり聴こえるが残響音は多い。

 

◇観客

9割前後の入り。藤田真央ファンの中高年女性が7割以上。