昨日、たまたまBS放送「放送大学」の昔の講義を見た。
遠藤周作さんが1987年頃に話した講義でした。
人には3っつの側面がある。
1)外面
2)内面
3)意識下面(無意識面)
1)外面は会社や学校など社会との付き合いだけでなく、
家族や友人などとのコミュニケーションも含めます。
親や子供、親しい友人だからこそ言えない事もあります。
人は他の人とのコミュニケーションをとる時、外面を持ちます。
2)の内面は、自分だけの、人には言えない癖や秘密です。
でも自分が知っていて、直す努力やコントロールができます。
例えば、内気で口下手な人。
見方を変えれば、とても良い聞き上手になれます。
おしゃべりな人や自己顕示欲の強い人にはない、
相手のことを良く聞き共感できる、セラピストにもなれる。
内気で口下手というマイナス面の反対側には、そんなプラス面がある。
自分のマイナス面で悩んでる人は、必ずプラス面があることを知ること。
突き詰めて考えると、マイナス面にはプラス面が、
プラス面には必ずマイナス面があるということ。
3)の意識下は、自分が知らない自分です。
無意識では抑圧された自我が多いようです。
自我を持ち始めてから、自分で知らない間に封印してる様々なもの。
この一見マイナスの吹き溜まりの中にもプラス面がある。
オドロオドロしい意識だけじゃないのです。
内面でさえ自分で気づいていないことは多々あります。
誰しも自身の嫌な部分からは目を背けます。
内面を深く知ることは、自分の考えだけじゃ中々できない。
だからこそ仏教など宗教やアートや伝統があるのでしょう。
書いてる私自身も、もがいています^^
ただ、どんな面にもマイナス面プラス面があるということを信じれば、
少しは道が開けるかもしれません。
こころって、これだと言うはっきりした形はないのです。
揺れ動く移ろいやすい実体のないもの。
前の記事でも色々と書いていますが、
ほんのちょっとした考え方、見方の違いで大きく変わります。
その為にも身体の健康は重要です。
健康な体に健全なこころ・・・
根性とか意地、意思の力だけでは、どうにもなりません。
考えるだけじゃなく、行動する(動く)ことと、習慣化する事。
その習慣化したことを、たまに少し変えて見ること。
あなたの手助けをしてくれそうな人、情報は、いっぱいあります。
助けを求めることも必要でしょう。
意識が変われば、楽しく感じることも増えることでしょう。