バセドウ病患者の珍道中 放射線治療後にアメリカへ! | Jasmineのブログ

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日常生活、バセドウ病のこと、趣味の海外旅行等など。色々思うことを書いていきます♪

前回の日記にも触れましたが、7月16日にアイソトープ治療を行い、そのちょうど1ヶ月後、8月15日にアメリカ東海外へ2週間ほど行ってきました飛行機


なんでまた治療直後に海外なんて!?半日もフライトするなんて大丈夫?!むっ


と、旅行案を医師に話した当初にごもっともな突っ込みをされましたが、今回は彼のいとこの結婚式に参列 = 彼の家族親戚ほぼ全員に会う為なのです。
もうお年を召された親戚も多いし…こんなに集まれるのは今後難しいかも…ということで、渡航は絶対にしたかったのです。

だから、旅行数日前の検診で、医師から「これなら大丈夫。いっておいでー!グッド!」のお墨付きの健康具合になれたことは非常にありがたかったし、治療効果が出ていると実感が出来た瞬間でしたニコニコ

しかも大変恵まれたことに、現地には友人で診断医や、自己免疫を専門とする医師の友人や彼の家族がいるので、安心して旅に出ることも出来ました。

!!

なんとなく予期はしていたものの、私はアメリカに着いて早々、入国管理局に捕まってしまったのです叫び

なんでってはてなマーク


…だって、放射線治療後だからショック!


移民局のオフィサーは、全員ガイガーカウンター(放射線測定器)を制服に装着しているのを皆さんはご存知でしょうか?
私がイミグレに着いて、ブースで面会をしようと歩き出した頃から、複数のイミグレカウンターからピーピーピードンッと、けたたましい放射線漏れの装置が鳴り響いたのです!ガーン

もちろん、最初は

ん?何??このピーピー音?

と、全くを持って他人事な私でしたが、カウンターに着いて早々、オフィサーは私にこう言ったのです。

お(オフィサーのお) 「あれ?ねぇ、きみ。なんか治療を受けた?」

私 「はい?あー!放射線治療を1ヶ月前にしたばかりです…え?もしや、この音って私のせいはてなマークむっ

お 「いえあー。you オフィスへ行きなさい!質問があるよ!」

私 「本当に!?ショック!治療証明書(こんなこともあろうかと、放射線治療直後に医師からバイリンガル証明書をゲット済み!)あるんですけどー!オフィスなんてしょぼん

お2(オフィサー2 の お2) 「(遠くからガイガーカウンターを私の方向へ向けつつ、画面の数値確認)  オッ オゥ~!!きみ、toxic(毒)だね~!HA HA HA!」

…と、何故か私を笑いもの扱いガーン
あのービックリマーク 私、人間なんですけどーグー
そりゃ体外に多少は放射線が出ているようですが、医学的見解では許容範囲らしいですよ?医者からも問題なしと言われた量なんですけど?ショック!

…と、喉まででかかったけど、そこは外人という立場の私。お2によって、大人しくオフィスまで初の連行決定しょぼん
その後もオフィスへ行くまでにすれ違う数々のオフィサーのガイガーカウンターをピーピー音のオーケストラ 笑 オフィス内では余りにもうるさ過ぎて

お3(おっさんではない。オフィサー3) 「ちょっとキミ!キミが近づくと、みんなのガイガーカウンターがうるさいプンプンあそこに大人しく座っていなさいプンプンプンプン

と、怒られてしまう30代。
仕方がないのでオフィスの端っこの席へ向かうと、他国の渡航者で私のようにアメリカ入国に待ったをかけられた人たちに冷めた目で見られる。まさにこんな感じで。

かおかおかおかおかお

そして私はガーン状態。すみません…
どうしよー お坊っちゃまくんはアメリカ人用から出てずっと待っているだろうし…
入国拒否されることは、さすがにないだろうけど…どうなる?身体検査は嫌よしょぼん

…と、思っていたのもそこまで。
ガイガーカウンターを切ったオフィサーたちは、私をカウンターまで呼び戻すと、お3から通常よりも長い5分程の口頭尋問を受けました。
主に、病気について、治療方法と過程、現在の甲状腺の状態、あとは通常のイミグレの質問と同じで、渡航目的や滞在日数などです。
私は英語が得意とは言いませんが、日常会話に不便がない程度は話せて良かったとは思います。全く説明が出来ないと、きっと更に時間がかかって大変だったかも。

奇遇にも、尋問担当のお3の彼女がバセドウ病で、もうすぐ同じ治療法を受けるとの事で、病気に対して凄く理解のある方でした。だから、かなり詳細に聞いてきたのかな?しかも尋問後は、

お3「ここから出口までは一緒に行くねグッド!得意げきみが空港内を歩いている間は、みんなのガイガーカウンターが鳴って怪しまれるから」

と、とにかく親切!
ありがたやーしょぼんしょぼんしょぼん
オフィスを出て直ぐにお坊っちゃまも合流。お3と歩く姿に驚いてえっな顔をされたけど、説明したら苦笑いされて「そか、大変だったねショック!」と労いの言葉ゲット 笑 

バッゲージエリアの出口までみんなでぞろぞろ移動。もちろん、周りのオフィサーのピーピーピードンッ叫び叫び叫びの音は止まらないので、オフィサーたちとすれ違う度に軽く説明するお3。

ここまでアメリカが放射線にセンシティブとは予想打の出来事だし、日本では全く問題がなかったのに。日本がこのようなテロ対策を一般にしなくて済んでいるのは、安全な国だから、と改めて実感です。

無事に出口に到着したところで、お3の彼女も早く状態が落ち着くとイイねグッド!と握手をしてお別れ。そして、私たちは国内線へ移動です!飛行機

つづく