MK’S BAR -316ページ目

恐怖。

『インフルエンザかも知れないんですけど……何処か、横になれる場所無いですか?』


とおっしゃっるゲストを笑顔で対応する俺。


ホテルマンって完全ノーガードだ。


おはようございます。

義理の妹、つまり妻の妹が、訳あってうちのマンションに転がり込んで来ました。


かなり歳が離れていて……二十歳の専門学校生。


七歳の頃から知ってるので、本当の兄妹みたいな関係です。


しばらく三人で生活します。


でも…夜寝てる時は、お姉ちゃんと区別つかないんだよね。


ごめんね。昨夜は抱きついてしまって。


(爆)


そんな彼女は……俺の事をお兄ちゃんとは呼ばずに…『M君』と呼びます。


愛情を込めて。


多分。


気安く振りかざすな!その言葉を!

暴言吐きます。


本日の、ある、別の新郎新婦。


『私達にとったら一生に一度なの!!アナタ方にとったら、何百組のうちの一組かもしれないけどっ!!』


……………。


ちょっと待て。


お前に言われたくないさ。


お前は一生に一度の勝負をした事あるのか?


気安く言うな!!


うりゃーーーーーー!!



さあ、明日はクレーム処理です。



アホーーー!!!!!!!!!!!!!!!!


カウンター話~《本当に言いたい事》

『お客様ご存知ですか?』


ん……何を?


『言いづらい、頼み事や相談事ってあるじゃないですか』


おぉ、うん、あるな……


『人間ってね…人に、その言いづらい事を言わなければならない時…』


『まず、本当はどうでもいい話題や頼み事、相談をするそうです』


へえ~~そうなの?


『そうらしいですよ、そして二番目に出して来た話題が…本当に頼みたい事や相談事、すなわち本題なんだそうです』


へえ~~そう言われると、そうかもな~~


『人間の心理なんですって』


ふ~ん、やっぱりマスターって物知りだね~~


『いえいえ、実は知り合いのホテルマンの受け売りなんですけどね』


『ところでお客様、お願いがあるんですが……』


おっ、なんだい?なんでも言ってよ。


『今夜は私も、一杯頂いてよろしいですか?』


おっ!いいよ、いいよ!なんでも好きなの、やってくれ!


『それとですね……』


…………ん?


『そろそろ、ツケをお支払い頂いてもよろしいですかね?』




トクトクトクトク……

カララン♪



『お待たせ致しました…バーMK、開店です』

握手。

『MKさん~!私に勇気をくださ~い!』


挙式前、新婦ちゃんが手を差し延べて来た。


ガッチリ握手。


『せっかく一生に一度の緊張感なんだから…それも楽しんでいこうで♪』


ってパワーを送りました。


挙式、披露宴が終わって……新婦ちゃんの言葉。


『MKさん!私をココで雇ってください!』


はは。


最高の賛辞だ。


でも、それはやめといた方がいいよ。


色んな意味で。


二人の夢の舞台は…夢のまんまで、しまっとき。



今日は弟くん、妹ちゃんの様な……可愛い二人の結婚式でした。



おめでとう♪

兄より。


たばこと私。

ちっちゃな頃から悪ガキで~十五で不良と呼ばれたよ♪

ナイフみたいに尖っては~触る者みな 傷つけた♪

Ah~♪

わかってくれとは言わないが

そんなに俺が悪いのか♪

ララバイ ララバイ おやすみよ~♪

ギザギザハートの子守唄~~♪♪



いよいよ、私にも煙草と決別する時が来た様だ。


その前に今日は結婚式MAXデー!!


頑張ります!


言いまつがい。

新型インフルエンザ、流行ってますね。


さっき、家に帰って来た妻に……こう問い掛けました。


『ちゃんと、うがいしたか~!?』


……と聞いたつもりが…実はこう、言いまつがいました。




『ちゃんと、うわきしたか~!?』





『えっ!!??』





心なしか、妻の表情が慌てた気がしたのは…俺の気のせいです。


きっと。


……多分。


そして、お約束の……

お帰り~~♪♪

SONG~うたの旅人《神田川》

……と言うテレビ番組を、BS放送で見ています。


《神田川》


この歌を初めて聴いたのは、14歳の時。


あるドラマの準主役が歌っていた…《痛快!セーラー服通り、の野村ヨシオ》


南こうせつ、かぐや姫の存在もこの頃に知った。



とても切なく感じた。



未だ、未経験の恋愛を想像した。


未だ見ぬ、未来の彼女に想いを馳せた……。


三年後僕は…《浜田省吾》の歌と出会い……、


そのまた、三年後…平成版、《神田川風恋愛》を経験する事になる。



僕にとっての神田川は……大阪の淀川でした。


三畳ひと間の小さな下宿は……六畳半のワンルームマンションでした。




アナタはもう、忘れたかしら。

若かったあの頃、何も怖くなかった。

ただ、貴女の優しさが怖かった……。