こんばんは。
山元です。
今年はじめての記事になってしまいました。
昨年末から今日まで慌ただしく、訳が分からないまま日々が過ぎて行った印象です。
年末は福岡へ帰省し、年末年始は博多で地元の愉快な仲間たちと酒をあおり、身も心もアルコールで清めました。(笑)
新年が明けて、リハビリも出来ぬまま仕事ラッシュがいきなり始まった。
そして、今回のイスラム国の人質事件が勃発し、総理官邸側の取材を担当することになりました。
訳が分らぬまま、現在まで過ぎたという印象です。
節分も終わり、今日は旧正月の元旦にあたる2月4日でもあるので、久々にブログを書いてみることにします。
さて、イスラム国人質事件は、残念な結果に終わってしまいました。
あらためて、湯川遥菜さん、後藤健二さんのご冥福をお祈りします。
今回、官邸、外務省の現場サイドはよく頑張っていたと思います。
私は、ヨルダンの首都アンマンの現地対策本部長だった中山外務副大臣とは、以前からとても親しくさせていただいており、この事件が起きなかったら、先月末に二人で食事をする予定でした。
中山副大臣もまさか、このような事態になるとは夢にも思われていなかったことでしょう。
中山先生は、政治家にはめずらしく、とても実直で誠実な方ですので、力の限り任務を全うされたと思います。
事件を振り返ってみたいと思います。
フランスでテロ事件が起きた直後のデリケートな時期に、安倍総理はイスラム国の周辺地域を歴訪しました。
問題は17日のカイロにおける、総理の講演での発言でした。
「イスラム国と戦う周辺各国に、総額で2億ドル程度の支援をお約束します」と明言してしまった。
これまで、2億ドルの支援金は、テロの被害や難民対策だと説明してきたにもかかわらずです。
その直後、イスラム国は渡りに舟とばかりに、邦人二人の脅迫画像を公開し今回の事件が始まりました。
今回の事件が大きくなった最大の要因は、安倍総理の外交戦略ミスだと思います。
二人は昨年からイスラム国で囚われの身になっており、政府も現地に対策本部を置いていた。
総理は当然、この事実を知っています。
イスラム国に、邦人2人が人質となっていて命が危ぶまれている時に、相手を刺激させる発言などありえない選択です。
結果、イスラム国の思うつぼになってしまった。
総理が言う「我が国は、テロに屈しない」という政府の方針があります。
それを曲げる必要などないと思う。
しかし、好戦的な発言は、二人の人質を救出した後にするべきだった。
外交を上手く進めるには、相手の心の機微を読むことも重要になる。
押してダメなら引いてみることも必要。
このような外交戦術は、田中角栄元総理がとても上手かったといいます。
私は、2年3カ月ほど前に安倍総理にインタビューしたとき、このブログで「安倍さんは人間力がない」と書いた。
私はここで、安倍さんの人間力の無さが表面化してしまったと思っています。
もし、安倍総理に息子さんがいて、イスラム国に人質として囚われていたら、果たして今回と同じように好戦的な発言ができたであろうか。
この事件はある意味、今後の日本という国の未来を示唆しているように思えてならない。
「イスラム国は今後、日本人を標的にする」と明言しています。
これから国会で、集団的自衛権の法整備がはじまる。
私はこの権利の草案をつくった一人と親しくしているが、話を聞いて、とても危険だと感じています。
日本人である自衛隊が、攻撃を受けてなくても、味方の援護として武力行使を行う。
ただ、決してこれだけでは終わらない。
憎しみは必ず報復を生むことになる。
アメリカの9.11テロ事件の時、同盟国である日本の東京都庁が狙われるという荒唐無稽な話をする人がいました。
しかし近い将来、この笑い話が現実のものになることも想定しなければならない時期にきてしまうような気がしてならない。
次回に続く。