鈴鹿の秘境・イブネへ② 〜危険な尾根と夢の大地〜 | 日々 是☆冒険なり ~たかのブログ~

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フラフラしてそうでホントはしっかりしてる・・・のか?^^;
いろんな人や場所 風景との出会い、そして、思った以上に多趣味なワタクシの『冒険』という名の日常をよければ見てやってください。
どうぞヨロシク。


2017年 4月24日

鈴鹿山脈の奥地にある秘境(辺境の地?)イブネ・クラシへと冒険の旅に出ました。

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出発からここまで5時間半(途中 寄り道アリ)
ここからが 目的地に向けての冒険の始まりです


①の続きです

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前回、神崎川の渡渉に見事成功したタビビト。
これで鈴鹿山脈の奥地にある秘境、イブネへの道は拓けた‥‥か?

ちなみに、この辺りを地図で確認すると、、
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これから歩こうとしてるのが緑色で囲んであるあたりで、ここを あーだ こーだ と進んだ先に、青線のイブネに着くのが 今回の行程。


イブネへ行くルートとしては、もっと行きやすく 分かりやすいルートもあるんです(それでも時間はかかりますが)
僕は調べたいことがあったので このルートを選択しました。


『イブネ』は、すぐ近くにある 『クラシ』と合わせて『イブネ・クラシ』とセットで呼ばれることが多いかな?

北アルプスの奥地にある 雲ノ平に似た台地状の山域で、『鈴鹿の秘境』や『鈴鹿の奥座敷』なんて呼ばれてるそうな。。
前回のブログで『鈴鹿の上高地』って書いたけど、どこでそのフレーズを見たんだろ?( ̄▽ ̄;)
上高地というより雲ノ平のほうが近い、、かな?(上高地、行ったことないから わかんないし・笑)

そんなこんなで イブネを目指します。
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AM 10:18
お金谷 出合から まずは お金峠に向けて出発です。

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当たり前だけど、、地図に載ってないルートなので足場は悪いですw

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青空が♪
山奥を歩いてる感 たっぷりの、なかなかの傾斜を登っていきます(ヒ、ヒラメ筋が・笑)

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デカイ岩が。。

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木のブランコみたいなのもあったり

この岩の左側を巻いていくんですが、この お金谷に入ってから、印(テープ)が あったり なかったり。。
正確には、今いる印から次の印が見えないようにしてる?(わざとかな?)
その道が正しかったら、少し先に印が出てくるって感じでした。

自分で道を見つけていくのがバリエーションルートの醍醐味だろうから、印をつけていった人が そういう冒険的要素を考えてやったことなのかも知れないですね。

元々は、印がなくても おかしくない場所なので、印があること自体ありがたいことだし、そんな冒険的要素を取り入れてくれたことに感謝ですね。

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急斜面をヒーコラ登った先に、尾根らしきポイントが見えたひらめき電球

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AM 10:43
お金峠 到着。

ここからは この尾根上を外れないよう進みながら、いくつかのピークの登り下りを繰り返すみたい。。(地形図を見るとゲンナリしてしまうw)

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右手を見ると、、あの山は なんだろか??( ̄▽ ̄;)

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伝わらないけど登ってますよ

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AM 11:02
948mのピーク・作ノ峰 到着

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こんな感じで歩いてますが、、いくつかのピークの登り下りを繰り返すので 少しずつ足にダメージがw
次のピーク(965m)を目指します。

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たぶん このあたりが965mピークな はずw (標識 見つけられず)

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AM 11:15
965mのピークを下った先にある 『ワサビ峠』に到着。

ここより クラシに向かう尾根道を 『クラシ北尾根』と呼び、そこへ行った人の、数少ないレポを見ると両側がキレているヤセ尾根を進んでいくそうで、そのヤセ尾根の先に、クラシを守るように前衛峰(フランス語でジャンダルムのこと)があるそうな。。
これを『クラシ ジャンダルム(通称 クラジャン)』と呼んでるみたいです。

鈴鹿にもジャンダルムが!?

‥‥き、気になる(笑)

ここのルートを歩いてみたいと思った理由の一つが、クラシ北尾根を歩き、そこに聳えるクラジャンを見たかったから。

そして もう一つ、このルートを歩いてみたかった理由があるんですけど、、それについてはまた 後日。。

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だんだんと、尾根がヤセてきましたよ。。

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分かりにくいけど、、

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ちょっと危なっかしい 崩れかけたトラバース道なんかもあり、緊張は解けませんね。。

しばらく ヤセ尾根を歩いていくと、、
進む先に見えてきた、「これかな?」と思わせる岩峰が。


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       これかい?

ひときわ大きな岩峰だし、地図を見ても そろそろ出てきても おかしくない位置なので、おそらくこれが『クラシ ジャンダルム』みたい。

北アルプスのジャンダルムをイメージしちゃダメかもだけど。。( ̄▽ ̄;)
でも、こんなネーミングをつけてくれた先駆者は粋なことをしてくれますな〜♪

この先に、目指す目的地のイブネ・クラシがある。
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AM 11:47
クラシ ジャンダルムの鞍部にて。。

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エネルギー補給。

ここまで会った人は二人(逆ルートを来たっぽい)
平日ってのもあるけど やっぱりバリバリルート、人は いないっすね。


10分ほど休憩してジャンダルムに取り付きます(あ、初ジャンですやん・笑)

今日はカメラを忘れてきていて スマホで ずっと撮ってるけど、不安定な場所や危ない場所では落としてしまいそうで撮ってませんw

ということで、このクラジャンも 登ってるときの写真は ナッシングです(あしからず

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危ない場所を登りきって一枚。
ここまで来たらもう安心 (´Д` ) 

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しばらく進むと突然、道が緑の草原に変わったひらめき電球
これには かなりビックリ!

そして台地状の山域が右手に広がっているのが見えてきてテンションUP♪

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イブネは もう目の前。
でもその前に すぐ近くにあるクラシへ

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PM 12:10
クラシに到着。

クラシは木々に囲まれたピークでした。

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その木々の向こうに、目的のイブネがお願い

曇りだった空も青空がのぞいて、まるでバリルートを乗り越えたタビビトを迎えてくれているよう(←そうだと思いたい・笑)

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ふぉぉぉ〜〜(*´Д`*)

こんな場所がホームの鈴鹿に あるなんて。。
嬉しいのは もちろん、この地域に、鈴鹿山脈の近くに住んでいることが誇らしく感じました♪
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ひときわ どーんっと聳えるのはセブンマウンテンの雨乞岳。
近い(笑)

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イブネ北端から イブネのピーク(?)へ

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PM 12:31
イブネに到着。

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普通の紅茶が ハイレベルに美味いです(*´ω`*)

ここで ぼーっと本とか読むのも最高に気持ちいいだろうな。。

しかし、そろそろ戻らねば!(来るのも時間かかるけど、帰りも然りw)

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帰りは 杉峠を通ってコクイ谷 出合へ。
そこから上水晶谷 の道を国見峠 方面へと戻ります。

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こんな感じ

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‥‥雨乞岳 でかっ!(ΦдΦ)
こんなにデカかったのかw

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ちょっと 分かりにくいけど、印を辿れば大丈夫。

そして、、
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PM 12:58
杉峠に到着。

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「杉峠は、大きな杉の木が目印」って ずんさんが言ってたけど、ホントに 分かりやすいくらいデカい杉の木で(笑)

‥‥っと、ここで まさかのスマホ電池切れw

なんていうミスを。。(;´д`)  
反省しないとイカンですね(カメラ忘れたのもね)

なので ここから途中経過だけ記録として残します。

コクイ谷 出合  PM 13:42到着。
地獄谷 分岐  PM 14:11 到着。
御在所 山頂駅  PM 14:50 到着。

一気に ばひゅーんっと進んで、御在所からは中道を通って、、

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PM 15:56
無事下山しました(あり? ガスが。。)

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長い距離を歩くトレーニングとして 今回 鈴鹿山脈のなかでも秘境と呼ばれている地・イブネへと足を踏み入れることができました。

山奥に こんな場所があるのかと、、
以前に雲ノ平を見たときにも感じたような感覚になったのを思い出しました。

ここは本当にいい場所です(*´ω`*)
(道程が長いのも “なかなか来れる場所ではない感” があっていいっすね・笑)

今回はソロで来ましたが、今度はぜひ(前回のリベンジを兼ねて)ずんさんをここへ連れて来れたらいいなと思うので、ずんさん、体力アップしといてくださいね(笑)


今回のトレーニングで 少しは今度のロングトレイルへの自信になったかな?
このGW中に 踏破してくる予定なので、もしかしたら速報するかも!?
(ちなみに、僕がやるロングトレイルは、ほとんど日帰り山行なので、あまり真似しちゃダメですw)

当日、雨が降らなければいいけどな〜(>人<;)  ←ザ・雨男


最後まで読んでいただき ありがとうございました!


おわり (・ω・)b